
北大西洋条約機構(NATO)加盟国が米トランプ政権の対イラン戦争の協力要求に距離を置いている。ポリティコによると、ポーランドのヴワディスワフ・コシニャク=カミシュ国防相は31日(現地時間)、SNSの「X(旧Twitter)」で、「我々のパトリオット部隊と武装はポーランドの領空とNATO東部前線を防衛するために使用される」とし、「他の場所に移動させる計画はない」と述べたという。
トランプ政権がNATO各国に欧州内のパトリオット部隊の一部を中東に移転するよう要請したとされることに対し、ポーランドの立場を直接明らかにした形だ。ポーランドはパトリオット部隊2個を運用中だが、このうち1個の部隊を抜き取るとロシアとベラルーシの空襲を防げなくなる可能性が大きく高まると判断しているとされる。匿名のNATO加盟国の高官は「米国はすべての同盟国にウクライナと中東のための防空資産の確保を要請した」とし、「ポーランドを特定したわけではない」と強調した。
イタリアが最近、米軍爆撃機の自国内の米軍基地着陸を許可しなかった事実もこの日明らかになった。イタリア政府の関係者はポリティコに「米軍機が中東に向かう前、シチリアのシゴネラ空軍基地に着陸することを許可しなかった」と明かした。軍需支援目的の航空機移動は両国間の協定により自動的に許可されるが、爆撃機の着陸は議会の別途承認が必要な案件だとイタリア国防省が判断したという。
イタリアのグイード・クロセット国防相はXで「イタリアが米軍の基地へのアクセスを遮断したというのは事実ではなく、双方とも米軍の基地使用が両国間の協定により規制されていることをよく知っている」と強調した。首相室も「米国との関係は堅固で完全な協力に基づいている」としながらも、「すべての(着陸)要請は過去と同様に個別的かつ慎重に検討される」との立場を示した。
トランプ政権のイラン空爆を真っ向から批判してきたスペインは、領空を閉鎖した。スペインのマルガリータ・ロブレス国防相は30日、「イラン戦争に関連するいかなる作戦にも(米軍)基地の活用やスペイン領空の使用は許可されない」とし、「米軍と関連部隊に明確に伝えた」と述べた。
タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)などによると、フランスもイスラエル行きの武器輸送機の自国領空通過を許可していないという。これに対しトランプ大統領はSNSの「トゥルース・ソーシャル」で、「フランスは軍事物資を積んだ航空機がフランス領空を通過することを許可しなかった。米国はこれを忘れない」とし、報復を示唆した。するとフランス大統領室は「フランスは給油用航空機の領空通過を許可するが、武器輸送機の通過は不許可という立場を戦争初日から維持してきた」とし、「その投稿に驚いた」という立場を示したとフランス24は伝えた。
トランプ大統領はこの日、欧州各国を対象に「あなたたちはこれから、自分で戦う方法を学ばなければならない」とし、「米国はあなたたちのためにそこにいない。あなたたちが我々にしたように」と述べた。













コメント0