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台湾野党代表が10年ぶりに中国入り、北京が「歴史的一歩」と持ち上げる理由

梶原圭介 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

台湾の最大野党・中国国民党の代表が10年ぶりに中国を訪問することについて、中国の国営メディアは「全世界に向けた明確で強力なメッセージだ」と強調した。

中国の国営英語版紙グローバル・タイムズは7日、社説で朱立倫(エリック・チュー)国民党主席の訪中に言及し、「両岸(中台)関係の雪解けに新たな弾みを与えるものと期待している」と評価した。同紙は「今回の訪問は2016年以降、現職の国民党指導者による初の高官レベルの訪問だ」とし、2005年に当時の連戦主席が中国本土を訪問して以降、党間交流が再開されてから21年ぶりである点を強調。朱主席が当時の連氏の訪中に同行していたことにも触れた。

さらに、「日程に含まれる江蘇省南京は、中国共産党と国民党の深い歴史的結びつきだけでなく両岸間の心理的・文化的なつながりも備えた場所だ」としたうえで、「その後、中国本土で最も活力ある経済中心地の一つである上海へ移動する」とし、訪中日程の意義を強調した。特に、最後の日程が北京で行われることについては「高官レベルの政治対話を予感させるものだ」とし、習近平国家主席と朱主席との会談が実現の可能性にも言及した。

また、「両岸の中国人は自らの力で問題を解決する知恵を持っており、外部の干渉は必要ないことを世界に示している」との他メディアの評価も引用した。一方、独立志向の台湾与党・民主進歩党(民進党)については、「台湾当局は両岸関係の政治的基盤である『九二共識(1992年合意)』を拒んでおり、一方的に両岸間の相互信頼を損なってきた」と批判し、その結果として台湾住民が不利益を被っていると主張している。

グローバル・タイムズはさらに、今回の朱主席の訪中が台湾住民の民意を反映したものだとして、「一度の訪問ですぐに流れを変えることはできないかもしれないが、正しい方向への一歩一歩が道を切り開くだろう」と期待を示した。

朱主席は習主席の招待を受け、7日から12日まで代表団を率いて中国を訪問する。日程は南京、上海、北京を回る内容となっている。国民党主席の訪中は、2016年に洪秀柱主席(当時)が訪中し、習主席と会談して以来、10年ぶりとなる。今回の訪中は、トランプ米大統領と習主席による来月の首脳会談を控えて行われる点でも注目されている。

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