
米国とイランの終戦交渉が平行線が続く中、ドナルド・トランプ米大統領は11日(現地時間)、中国による対イラン武器支援の可能性について警告を発した。交渉決裂の懸念が続く中、イランの主要な後ろ盾である中国の動向にも警戒を強めている。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、米情報機関はここ数週間で中国がイランに携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)を提供した可能性があるとの情報を入手した。ただ、関係者はNYTに対し、実際にミサイルの輸送が行われたかは確認されておらず、今回の戦争で中国製ミサイルが使用された証拠も現時点ではないと説明した。CNNもこれに先立ち、中国が第三国を経由してイランに携帯式防空ミサイルシステムを輸送しようとする動きがあると報じている。
肩に担いで使用する携帯式防空ミサイルシステムは、低空飛行する航空機を撃墜できる代表的な非対称兵器とされる。イランで米軍のF-15戦闘機が撃墜された際にも、同様のミサイルが使用されたとみられている。当時イラン側は新型ミサイルを使用したと主張していた。
中国は一部企業に対し軍事転用可能な化学物質や燃料、部品などの対イラン輸出を認めることで、間接的に支援しているとみられているが、完成品の武器供与は確認されていない。
イランが中国の支援で防空体制を強化すれば、終戦交渉に大きな影響を与える可能性がある。来月予定されるトランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談にも影響が及ぶ見通しだ。
トランプ大統領はこの日、フロリダ州へ向かう前にホワイトハウスで記者団の取材に応じ、NYTの報道について「中国がイランに武器を送れば重大な問題に直面することになる」と警告した。
こうした報道について、中国の在米大使館の劉鵬宇報道官は「中国はいかなる側にも武器を提供していない。関連情報は事実ではない」と否定し、「関係当事者が緊張緩和に向けてより一層努力することを望む」と述べた。
















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