英ヘンリー王子「米国はウクライナの安全保障義務がある…リーダーシップを発揮すべきだ」

英国のチャールズ3世国王の次男、ヘンリー王子は23日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領に対し、ウクライナへの安全保障の約束を履行するよう求めた。
キーウ・インディペンデントによると、ウクライナをサプライズ訪問したヘンリー王子は同日、キーウ安全保障フォーラムで演説し、ロシア・ウクライナ戦争をめぐり米国の強力なリーダーシップを求めた。
彼はトランプ大統領の名前こそ挙げなかったものの、「米国はこの歴史的局面において特別な役割を担っている。それは単に力を持つ国だからではなく、ウクライナが核兵器を放棄した際、その主権と国境の尊重を保証した当事国の一つだからだ」と指摘した。
さらに「米国は慈善事業としてではなく、世界の安全保障と戦略的安定において継続的な役割を果たす国として、国際条約上の義務を尊重できることを示す必要がある」とし、「今こそ米国のリーダーシップが必要な時だ」と強調した。
また、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対しても「これ以上の人命損失はどの国にとっても利益にならない」と述べ、戦争の停止を呼びかけた。
彼が言及した国際合意は、1994年のブダペスト覚書を指すとみられる。旧ソ連崩壊後、ウクライナには世界第3位規模の核兵器が残されていたが、これを完全に放棄し核拡散防止条約(NPT)に加盟する見返りとして、米国・英国・ロシアが安全保障を約束していた。

これに対しトランプ大統領は、ヘンリー王子の発言が英国を代表するものではないとの認識を示した。
トランプ大統領はこの日のホワイトハウスでの行事で、「ヘンリー王子の発言が適切だったか」との記者の質問に「彼によろしく伝えてほしい」と切り出した後、「一つ明らかなのは、ヘンリー王子が英国を代表しているわけではないということだ。むしろ私の方がヘンリー王子よりも英国を代表していると思う」とし、「いずれにせよ彼のアドバイスには感謝する」と答えた。
一方、ヘンリー王子のウクライナ訪問は昨年4月と9月に続き今回が3度目だ。
今回の訪問は、父チャールズ3世国王の27日から30日までの米国国賓訪問を前に行われた。













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