
トランプ政権がイラン方面に配備した空母3隻のうち、ジェラルド・R・フォード艦が帰還を控えている。
米紙ワシントン・ポスト(WP)は29日(現地時間)、複数の当局者の話を引用し、「フォード艦が数日以内に中東を離れ本国に帰還する予定だ」と報じた。5月中旬に米国のバージニア州に到着する計画だという。
現在、中東にはフォード艦とエイブラハム・リンカーン艦、ジョージ・H・W・ブッシュ艦の3隻の空母戦団が配備されている。
リンカーン艦とブッシュ艦戦団はアラビア海に留まり、対イラン海上封鎖を担当している。一方、フォード艦戦団は紅海で防空および後方支援を担ってきた。
フォード艦は昨年6月、バージニア州のノーフォーク海軍基地を出航し、地中海で作戦を行った。その後、大西洋を横断してカリブ海に向かい、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領逮捕作戦に参加した。
その後、米国のトランプ政権がイラン空爆を開始した3月、フォード艦は再び大西洋を横断した。地中海を経てスエズ運河を通過し、紅海に配備された。
29日時点で、295日間帰還せずに作戦を続けており、新型コロナウイルス感染症の世界的流行期間だった2020年にリンカーン艦が記録したベトナム戦争以降で最長となる294日を超えた。
作戦の長期化により、3月12日に洗濯室で火災が発生し、200人以上が煙を吸い込み、600人以上が居住区を失った。これにより3月28日にクロアチアへ移動して修理を受け、4月2日に紅海へ復帰した。
WPは「一般的に空母の配備期間は6~7ヶ月程度だ」と述べ、「空母を長期間海上に置くことは、今後の運用可能性だけでなく、他の軍艦の準備態勢にも影響を与える可能性がある」と指摘した。
フォード艦撤収後、イラン近海には海上封鎖を担当するリンカーン艦とブッシュ艦の2隻の空母戦団が残る。最近ブッシュ艦が追加配備され、約1週間にわたり同じ作戦地域に空母3隻が集結していたが、3隻の集結は2003年イラク戦争以来23年ぶりとされる。
中東作戦を総括するアメリカ中央軍(CENTCOM)はこの日発表した声明で、「現時点でイラン政権が販売できない石油はタンカー41隻に積まれた6,900万バレルであり、政権が得られなかった財政利益は60億ドル(約9,394億5,000万円)に達すると推定される」と明らかにした。
















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