
レバノンの親イラン武装組織ヒズボラが、一人称視点(FPV)のドローンで、イスラエルが誇るロケット防衛システム「アイアンドーム」を攻撃したことが分かった。
ヒズボラは10日(現地時間)、レバノンとの国境に近い西部ガリラヤ地方で、ドローンを使ってアイアンドームを攻撃したと発表した。実際に、ヒズボラが公開した映像には、ドローンがアイアンドームに静かに近づいていく様子や、それに気づかずに立ち尽くしているイスラエル国防軍(IDF)の兵士たちの姿が生々しく映っていた。

イスラエル紙のエルサレム・ポストなど現地メディアは「IDFは公式な見解を明らかにしていないものの、軍の関係者はこの映像の真偽を否定することができず、映像そのものが全てを物語っている」と伝えたうえで、「世界で最もよく知られた防空システムの一つであるアイアンドームでさえ、安価で精密な無人機の脅威にさらされていることが示された」と評価した。特にイスラエルメディアは、このドローンが光ファイバー式のドローンである可能性に注目し、すでにロシアとウクライナの戦争でも広く使われており、中東の戦場にもますます大きな影響を及ぼしていると分析した。

新たな攻撃兵器として注目される光ファイバー式ドローン
光ファイバー式のドローンは、釣り糸のように細い光ケーブルを取り付け、最大10キロを飛行することができる。電波を妨害してドローンを無力化する対策に対抗するため、光ファイバーでつないだドローンは、信号の損失や電子的な傍受といったリスクを避け、円滑で安全な通信を行うことが可能だ。ヒズボラは2024年からイスラエルに対して光ファイバー式のドローンを使用しており、最近ではその頻度もさらに増えている。一方、イスラエル側はこれに対して効果的に対応する手段がないのが現状だ。
イスラエル空軍の防空司令部の元司令官、ラン・コハブ氏はAP通信のインタビューで「光ファイバー式のドローンは非常に低く速く飛び、サイズもとても小さいため、探知すること自体が極めて難しい。仮に探知できたとしても、追跡するのは至難の業だ」と述べたうえで、「イスラエルは、光ファイバー式のドローンに対する防衛に失敗している」と語った。
一方、米国とイスラエルが共同で開発したロケット防衛システム「アイアンドーム」は、地上から最大70キロ離れた地点のロケットや迫撃砲弾などを空中で撃ち落とす兵器だ。最初の探知から撃墜までにかかる時間は15〜25秒にすぎず、イスラエルが「撃墜率90%以上」と誇ってきた防空システムである。














コメント1
名無しの馬鳥
猫なら気づくと思う。ただ、安全に捕まえられるかどうかはわからない。