
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者レイ・ダリオ氏は、米国の国際的な信頼は低下する一方で、中国の影響力は拡大しており、世界秩序は再編されつつあるとの見方を示した。
ダリオ氏は16日(現地時間)、海外メディアのインタビューで、世界の認識が変化していると述べた。
同氏は、米国が世界80カ国に約750の軍事施設を展開し、長年にわたり同盟国から安全保障を提供する信頼できる国とみなされてきたと指摘した。
そのうえで、直近約1カ月間のアジア訪問の中で10日間は中国に滞在し、各界の指導者らと会談した経験から、現地の雰囲気の変化を実感したと語った。
さらに、「より多くの国が、米国が実際に戦争が起きた際に本当に戦ってくれるとは信じなくなっている」と主張した。
ダリオ氏は以前から、米国の影響力低下と中国の台頭について言及しており、ブリッジウォーターを通じて中国とも緊密な関係を維持してきた。
また、中国の経済規模は現在米国の60~70%水準に達し、この20年間で3倍以上に拡大したと説明した。
一方で、中国は他国を征服・占領する意図はないものの、各国首脳の訪問や国際的な承認を重視していると指摘した。
そのうえで、「最近、多くの国の指導者が中国を訪れている」とし、これは歴史的に存在した朝貢体制に似た構造であり、力の差を前提とした関係だと述べた。
さらに、朝貢体制は階層的な秩序であり、国家間関係で重要なのは貿易や安全保障にどのような影響を与えるかだとしたうえで、世界は今、相対的な力が重要となる新たな秩序へ移行しつつあると分析した。
加えて、このような変化は金融市場にも直接的な影響を及ぼすとして、投資家は通貨価値の不安定化や不確実性の高まりに備え、流動性や金などの資産を確保し、分散投資を行うべきだと助言した。














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