
中国の小学校で、児童同士のけんかを止めに入った女性教師が、金属製のピンセットで目を刺される事件が起きた。教師はこれまでに2度の手術を受けたが、視界はぼやけたままで失明の恐れもあるという。しかし、加害児童は何の処罰も受けていない。
21日、中国メディアの新聞坊によると、被害教師の宋さんは浙江省瑞安市の小学校で17年間にわたり英語教師を務めてきた。事件が発生した1月7日、宋さんは休み時間に6年生の2人(男子1人、女子1人)が教室と廊下を行き来しながらもみ合いになっているのを見つけ、間に入って仲裁した。
宋さんは「最初はけんかが収まったと思ったが、再び廊下から声が上がっていたため、男子児童をなだめてから教室に戻った。一緒にもめていた女子児童については特に叱らなかった」と証言した。
その後も2人のもみ合いが何度か続き、女子児童はドアを強く閉めて自席に戻った。女子児童にも「けんかでは問題は解決できない」と諭そうとした瞬間、児童が突然、教師の手を叩いた。驚いた教師が「先生まで叩くのか」と尋ねると、児童は「叩く」とつぶやきながら襲いかかったという。
当初は宋さんが女子児童をなだめ、その後、別の男性教師が駆けつけて児童を取り押さえたが、興奮はなかなか収まらなかった。宋さんは「ずっと私の右側に立ってこちらを見つめていたが、突然手を上げ、私の右目に向かって振り下ろした。その瞬間、何も見えなくなった」と語った。
病院での検査の結果、異物が眼球を貫通し、眼球が破裂していたことが判明した。診断書には右眼眼球破裂、前眼房出血などが記載されていた。後に同僚の教師から、殴られたのではなく金属製のピンセットで攻撃されていたことを知らされた。
通報を受けて出動した警察も、女子児童の行為は故意傷害に当たると判断した。法医学の鑑定では「軽傷2級」と判定された。
しかし、問題は加害児童が刑事責任年齢の14歳に達していない小学校6年生だという点である。現地の公安当局が出した「行政処分不適用の決定書」には、「児童が金属製のピンセットで教師の右目を刺したのは事実だが、未成年であるため行政処罰は科さない」と記されている。代わりに訓戒処分と反省文の提出が命じられただけにとどまった。
事件が報道されると、学校側はようやく「警察が法律に従って事件を処理しており、教師の意見を尊重して今後、公的機関に障害の評価を依頼する」と発表した。また、「教師の権利保護を最大限に保障する」とした上で、当該児童に対して別途措置を講じるとともに、学校の安全管理を強化していくと強調した。
一方、ネット上では「未成年者保護法が犯罪を犯した未成年者の盾になっている」「教師の目を刺したのに処罰がないのはおかしい」「親も責任を負うべきだ」「こうした子をきちんと教育しなければ、社会でより大きな問題が生じる」などと怒りの声が上がった。中には「時代が変わった以上、未成年犯罪に関する法律もより厳しく見直す必要がある」と、法改正の必要性を訴える声もあった。













コメント1
極端な凶暴性と社会性の無さ、日本では対応不可能だが、中国ではいつの間にか行方不明という処置がとれそうだが? そしてそれだけが中国の強みなのに?