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ロシアがキーウ最大空襲、極超音速ミサイル投入で報復激化

荒巻俊 アクセス  

出典:ロイター通信
出典:ロイター通信

ロシアがウクライナの首都キーウを標的に開戦以来最大規模の空襲を行った中、その背景に注目が集まっている。24日(現地時間)、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はSNSで「ロシアが夜間に弾道ミサイル36発を含むミサイル90発とドローン(無人機)600機を発射した」と主張した。ウクライナのメディアによると、この攻撃により現時点で4人が死亡、約100人が負傷し、住宅被害も1,000件以上報告されているという。

ロシア外務省は25日に発表した声明で「キーウにあるウクライナの防衛産業施設に対する組織的な攻撃が始まった」とし、「外国人と外交官には首都を離れるよう促す」と警告した。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はこの日、米国のマルコ・ルビオ国務長官に電話し、キーウ駐在の米外交官にも避難を勧告した。

これに先立つ23日、在ウクライナ米大使館は「今後24時間以内に、ウクライナに対する深刻な空爆が行われる可能性がある」とし、「米国民は空襲警報が発令された場合、直ちに避難できるよう備えるべきだ」と呼びかけていた。

今回のロシアによるキーウ攻撃は、開戦以来最大規模と評価されている。特にロシアはこの攻撃に最新の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシュニク」1発を使用したとされる。報道によると、オレシュニクはキーウ郊外の中小都市ビーラ・ツェールクヴァに落下し、上水道施設を破壊して大規模な火災を引き起こすなど、深刻なインフラ被害をもたらしたという。

オレシュニクはロシアの新型IRBMで、射程距離は最大5,000kmに達する。「ハシバミの木」という意味の名前通り、1つのミサイル本体に搭載されて発射された複数の弾頭がそれぞれ個別の目標に向かって大気圏に再突入する方式のミサイルだ。開戦以来ロシアは計3回オレシュニクを使用したが、今回の発射も爆発力の強い実弾頭の代わりに重い模擬弾頭を搭載したとされ、被害は大きくなかった。

ロシアがオレシュニクまで持ち出してウクライナを猛攻撃する理由は、表向きは学生寮へのドローン攻撃に対する報復だ。ロシア外務省はこれについて「今回の攻撃は大学の学生寮に対するウクライナ軍の攻撃に基づくもの」とし、「この事件はロシアの忍耐力を限界まで追い込んだ」と主張した。これに先立つ22日、ロシア占領地であるルハーンシク州スタロビルスク大学の学生寮がウクライナのドローン攻撃を受け、学生16人が死亡、42人が負傷した。

ロシアの大規模攻撃が行われた直後、ウクライナもすぐに反撃に出た。ウクライナ軍は25日の夜、ロシアのブリャンスク州にある石油貯蔵施設を精密攻撃し、大規模な火災を引き起こした。ウクライナは中東戦争以降、原油価格が高騰する状況でロシアの石油精製施設や港湾などを執拗に攻撃している。

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