「2兆円を返せ!」トランプ氏は“イラン核放棄”を強調…だがテヘランの言い分はまるで違った

米国のドナルド・トランプ大統領がイランから核兵器を開発しないという保証を受けたと主張した。しかしイランは最終合意に線を引き、凍結資金の解除とホルムズ海峡問題を前面に出しており、交渉は最後まで難航する雰囲気だ。AFP通信によると、トランプ大統領は5月30日(現地時間)、フォックス・ニュースのインタビューでイランとの平和交渉に関して「私が必ず受けなければならない保証は、イランが核兵器を持たないということ」とし、「彼らはここに同意した」と語った。
トランプ大統領はイランが核兵器を開発しないことに同意したとし、交渉の成果を強調した。彼は「急がない」とし、「ゆっくりだが、確実に我々が望むものを得ていると思う」と述べた。ただしトランプ大統領は交渉が思い通りに進まない場合、軍事的な選択肢も排除しない意向を示した。彼は「我々が望むものを得られなければ、他の方法で終わらせる」と語った。
米国のピート・ヘグセス国防長官も英国のシンクタンク・国際戦略研究所(IISS)の主催でシンガポールで開かれた「アジア安全保障会議(シャングリラ会合)」で米国は必要なら戦争を再開する能力があると圧力をかけた。ニューヨーク・タイムズ(NYT)とアクシオスは、トランプ大統領がより強硬な条件を盛り込んだ平和構想の修正案をイランに再送したと報じた。具体的な内容は公開されていないが、核兵器開発の阻止とホルムズ海峡の再開放が核心争点として挙げられている。
イランは米側の説明に距離を置いている。AFP通信はイランメディアを引用し、イランが核プログラムなど本格的な交渉に入る前に凍結資金120億ドル(約1兆9,100億円)の解除を要求していると伝えた。イランメディアはトランプ大統領が前述した濃縮ウラン廃棄の主張についても「根拠がない」と反論した。濃縮ウランは核兵器製造の前段階物質で、米国はこれを除去または管理する方法を交渉の核心条件と見なしている。
ホルムズ海峡も核心争点だ。トランプ大統領は合意がなされれば、イランが海峡通航に対してどんな通行料も課さないと主張したが、イランのファルス通信は関係者を引用し、そのような条項は合意文にないと反論した。イランのISNA通信もイラン議会がホルムズ海峡に対するイランの管理権と主権を行使する方法を早急に承認するだろうというイラン議員の発言を伝えた。
米国とイランは4月、一時休戦に合意した後、パキスタンの仲介で交渉を続けている。全面衝突は止まったが、イラン・イスラム革命防衛隊(IRGC)が米国のドローン(無人機)を撃墜したと主張するなど局地的な緊張は続いている。結局トランプ大統領は、イランが核兵器の禁止に同意したと主張し交渉の成果を強調しているが、イランは凍結資金の解除とホルムズ海峡の管理権を要求し米国の解釈を受け入れない様子だ。平和交渉は終盤に差し掛かっているように見えるが、核と凍結資金、海峡を巡る綱引きは依然として終わっていない。















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