
米国とイランの終戦協議を仲介してきたパキスタンのシェバズ・シャリフ首相は8日(現地時間)、イスラエルとイランの対立激化について、「すべての当事者は自制を発揮し、平和にもう少し機会を与えるべきだ」と述べた。
シャリフ首相は同日、SNSの「X(旧ツイッター)」に投稿した声明で、「最近中東で急増している暴力は、脆弱な停戦が抱える危険性と、それによってもたらされ得る耐え難い結果を改めて思い起こさせるものだ」と指摘した。
続けて、「われわれは兄弟国およびパートナー国とともに、この紛争に対する平和的かつ外交的な解決策を見いだすため真剣に取り組んでいる」と述べた。
そのうえで、「特に最終目標が目前に迫っているこの時点において、すべての当事者に自制を求める」と強調した。
また、「すべての当事者は暴力と破壊ではなく、平和と外交の道を歩み続けなければならない」と訴えた。
パキスタンはここ数カ月、中東情勢を巡る主要な仲介国として存在感を強めている。
特に今年4月には首都イスラマバードで米国とイランの高官級直接協議を開催するなど、終戦協議において主導的な役割を果たしてきた。
これに先立ち、イランは前日、イスラエルによるレバノン空爆を理由に、停戦後初めてイスラエルへの攻撃を実施した。
これに対し、イスラエルもイランへの報復攻撃を行った。
イランは7日夜から8日昼にかけて、少なくとも20発の弾道ミサイルをイスラエルに向けて発射した。
イスラエル軍当局は、これらのミサイルはすべて迎撃されるか、無人地帯に落下したと発表した。
イスラエルはこれまでに弾道ミサイル攻撃への対応として、イランに対し2回の空爆を実施している。
またイスラエルは、自国の安全保障上の脅威となっている親イラン武装組織ヒズボラの排除を理由に、レバノンへの空爆を続けている。















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