
ポルシェの新車購入は、一般的に容易ではない。人気モデルの場合、在庫確保からオプション選択、ディーラーによる上乗せ価格、価格交渉に至るまで、複雑な手順を踏む必要がある。しかし米国では近年、コストコの会員資格だけで手軽にポルシェを購入できる方法が注目を集めている。
米国の消費者の間で話題となっているのが、コストコのコストコ・オートプログラム(Costco Auto Program)だ。同プログラムを通じて、一部のポルシェモデルをメーカー希望小売価格で購入できる。
現在、対象車種には911、カイエン、カイエン E-Hybrid、マカン、パナメーラ、タイカンなどが含まれているという。ポルシェの人気モデルでは、地域や需要に応じてディーラーによる上乗せ価格が生じるケースも少なくなく、メーカー希望小売価格での購入が実現する点は、消費者にとって魅力的な条件となっている。

コストコ・オートプログラムは1989年から運営されているサービスだ。コストコが直接車両を販売するのではなく、公認ディーラーと提携し、会員に対して事前に設定された価格を提示する仕組みだ。これにより消費者は複雑な価格交渉を省き、透明性の高い条件で車両を購入できる。
実際、米国ワシントン州シアトル近郊の一部の提携ディーラーでは、ポルシェのモデルがメーカー希望小売価格で掲載されており、表示価格には配送・手続き・引き渡し手数料込みの価格が示されているという。
特に911のような高性能スポーツカーはもちろん、カイエンやマカンなどの人気SUVの場合、市場状況に応じてディーラーによる上乗せ価格が付くケースも少なくない。実質的にメーカー希望小売価格での購入が実現する点が、大きな利点として評価されている。

コストコは同プログラムを「会員はより少なく払う」というキャッチフレーズで訴求している。ただし、実際の割引幅や購入条件は、地域ごとの参加ディーラーや在庫状況によって異なり、最終的な価格はコストコではなく提携ディーラーが設定する点に留意が必要だ。
同プログラムの最大の利点として業界で挙げられるのは、購入プロセスの簡素さと価格の透明性だ。価格交渉を煩わしく感じる消費者、とりわけプレミアムブランドの購入を検討している層にとっては、利便性の高い手段となっている。
現在、同プログラムにはポルシェ以外にも、メルセデス・ベンツ、ボルボ、シボレー、ランドローバー、クライスラーなど複数のブランドが参加している。













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