
BYDは5年以内に販売台数基準で世界最大の自動車メーカーになるという目標を示した。
電気自動車専門メディアCleanTechnicaによると、BYDの王伝福会長は直近の株主総会で「5年以内に規模の面で真のグローバルリーダーになる」と述べ、2030年末までに年間販売台数1,000万台超を達成する目標を明らかにしたという。
王会長は、5年以内に規模の面で真の世界一を達成できると強調した。ただし、この目標は現在年間1,000万台超を販売するトヨタが首位を維持する中、BYDが高い成長率を維持することが前提となる。
またAI技術の発展速度を踏まえると、レベル3・レベル4の自動運転技術の実用化が予想より早まる可能性があるとの見方も示した。ただし、具体的な日程は明らかにしなかった。
現在BYDが抱える最大の課題は、第2世代ブレードバッテリーへの移行だ。BYDの副社長ステラ・リー氏は、現在の需要が生産能力を大幅に上回っており、バッテリーの移行過程で供給不足が生じていると説明した。また、中国のEV市場では、5月時点での普及率が63%から近く80%に達する見込みだと述べた。
大規模なモデル転換は中国国内の販売にも影響を及ぼしている。BYDは第2世代ブレードバッテリーの生産量を月2万〜3万台のペースで拡大しているが、需要に見合う供給水準に達するまでには、なお時間を要するとみられる。
3月に公開されたBYD大唐はすでに10万台以上の受注を獲得しており、近く販売を開始する見通しだ。BYDシール08も近く先行予約を開始する予定だ。
BYDは海外市場の拡大も並行して進めている。2026年の海外販売について、目標の160万台を超える可能性があるとの見方を示している。なお現在の海外向け販売車両は、最近発売されたデンザ(DENZA)Z9GTを除き、大半が旧世代のブレードバッテリーを搭載している。
第2世代ブレードバッテリーの生産が国内需要を満たし始めた段階で、海外市場への本格展開も進める計画だ。ハンガリー工場は2026年第3四半期に生産を開始する予定だ。













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