
終戦に関する了解覚書(MOU)の履行に向けた米国とイランの初の協議は、ドナルド・トランプ米大統領によるイラン攻撃の威嚇発言によって、途中で決裂の危機を迎える場面もあった。
トランプ大統領は21日(現地時間)、「トゥルースソーシャル」に「イランは直ちに、多額の支援を受けているレバノンの代理勢力(ヒズボラ)が問題を起こすのを阻止しなければならない」と投稿した。さらに、「さもなければ先週我々が行ったように、イランを再び非常に強く攻撃する。その攻撃はさらに強力なものになるだろう」と投稿した。
こうしたメッセージは、スイスで協議が本格化しようとしていた時期に発せられた。
イランメディアは、トランプ大統領の発言が伝わるとこれに反発したイラン代表団が交渉の場から突如離脱したと報じた。
イラン側の交渉団長であるモハンマド・バーゲル・ガーリーバーフ議会議長はトランプ大統領に対し「米国は発言に慎重であるべきだ」と警告した。
その後、米国と仲介国はイラン代表団を交渉の場に復帰させるため水面下で説得に乗り出し、その結果、協議は再開されたと伝えられている。
双方の対話が軌道に乗り始めていた中で、トランプ大統領がイランを刺激するメッセージを発したのは、かなり意図的なものだとの見方が大勢を占めている。
主導権を握る狙いがあったことに加え、イランに過度な譲歩をしたとの批判まで出ている状況の中で、MOUに対する国内の批判世論を意識し、あえて強硬なメッセージを発信したとの分析も出ている。
トランプ大統領はフォックス・ニュースとの電話インタビューで、イランがウラン濃縮権を維持すべきだと主張したイランのマスード・ペゼシュキアン大統領の発言について「発言には気を付けるべきだ」とも牽制した。













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