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「まるで爆撃後のようだ」灰の山と化した都市…衛星画像が捉えたベネズエラ大地震の惨状

織田昌大 アクセス  

引用:Vantor
引用:Vantor

24日(現地時間)に発生したベネズエラ大地震による死傷者数の確認が急速に進む中、その惨状は遠く離れた衛星からも確認された。米CNNなど海外メディアは25日、今回の地震で最も大きな被害を受けた北部沿岸都市ラグアイラの被害状況を捉えた衛星写真を公開した。

衛星企業Vantorが同日撮影した写真を見ると、市中心部のマンション、ホテル、住宅、倉庫などが、がれきを残して崩れ落ちている様子が確認できる。まるでウクライナ戦争などで空爆を受けて破壊されたかのような光景で、今回の大地震の被害の大きさをうかがわせる。

引用:Vantor
引用:Vantor

実際、ホルヘ・ロドリゲス・ベネズエラ国会議長は同日、テレビ会見で、今回の地震による死者は188人、負傷者は1,520人に上ると発表した。ロドリゲス議長は、崩れた建物のがれきの中に依然として200人が埋まっており、救助作業を進めていると説明し、行方不明者も157人に達すると付け加えた。特に病院8か所、ショッピングセンター20か所、公共インフラ施設46か所が損壊したと明らかにした。

ロドリゲス議長は「われわれは崩れた建物のがれきの中で救助作業を行っており、閉じ込められた人々を救うために時間との闘いを続けている」と強調した。

ベネズエラ政府統計と民間統計に大きな差

しかし、ベネズエラ当局の公式発表とは異なり、実際の被害はこれを大きく上回るとみられる。ベネズエラの地震行方不明者を探す現地の民間サイトには、26日午前時点で5万4,000人の行方不明届が寄せられた。

これについてCNNなど海外メディアは、「数万人という行方不明者数は検証されたものではなく、政府発表との差が大きい」とし、「行方不明者がこれほど多いのは、実際の地震被害者だけでなく、通信網とインフラが完全に破壊され、一時的に家族と連絡が取れなくなった人も多いためだ」と分析した。さらに、「政府が大規模な人的被害を公式に認めれば、社会的混乱と行政能力への批判を避けにくい」と伝えた。

規模7.2、規模7.5の地震が相次ぎ発生

今回の地震は24日午後6時30分4秒ごろ、ベネズエラの首都カラカス近郊、カリブ海沿岸のモロン西部地域で発生した。米地質調査所(USGS)によると、規模7.20の最初の地震が発生してからわずか39秒後、最初の震源から南西に約45キロ離れた地点で、より強い規模7.50の地震が発生した。

地震発生直後、強い揺れが起きて建物が崩れ、驚いた住民たちは一斉に屋外へ避難した。この日は、スペインからの独立に寄与した1821年の軍事的勝利を記念するベネズエラの祝日で、多くの住民が自宅にいた。デルシー・ロドリゲス・ベネズエラ暫定大統領は国営放送に出演し、強い連続地震と20回余りの余震を受けて国家非常事態を宣言した。

特に米地質調査所は、大地震による死者が1万人を超える確率は44%、10万人を超える確率は14%に達すると発表した。USGSが最悪規模の人的被害を予想したのは、相次ぐ大地震、土壁構造の建物の多さ、人口が密集する都市部、祝日の夕方という時間帯など、悪条件が重なったためだ。

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