
テスラが今年第1四半期に市場予想を上回る車両引き渡しおよび生産実績を発表し、販売回復への期待を高めた。2日(現地時間)のCNBCによると、テスラは第1四半期中に車両45万1,758台を生産し、48万126台を引き渡したと発表したという。これは市場調査会社StreetAccountが集計したアナリスト予想値(約40万6,600台)およびテスラ自身のコンセンサス(40万6,024台)をともに上回る数値だ。
前年同期(約38万4,000台)および今年第4四半期(35万8,023台)よりも販売量が大幅に増加した。車種別ではセダンの「モデル3」と主力SUVの「モデルY」が計46万7,762台引き渡され、全体の実績を牽引した。テスラは販売回復のためにコスパの良いモデル3とモデルYを発売し、欧州の一部市場に自動運転システムである「FSD(Full Self-Driving)」を導入するなど攻勢をかけてきた。
今四半期の好調な実績にはウクライナ戦争による原油価格の急騰が欧州内の電気自動車需要を刺激した部分が大きく作用したと分析される。ただし、最近米国とイラン間の休戦モードにより原油価格が戦争前の水準に下落し、今後の推移は注視する必要がある。中国のBYD・NIO・Xiaomiの低価格攻勢と現代自動車グループやフォルクスワーゲンなど既存の完成車メーカーとの競争も激化している。米国市場内のハイブリッド車選好現象やインフレ、部品価格の上昇なども下半期の課題として挙げられる。
テスラは今後、自動運転タクシー「サイバーキャブ」と大型EVトラック「テスラ・セミ」の年内大量生産、そしてヒューマノイドロボット「Optimus」の生産に能力を集中させる計画だ。このため1月にフラッグシップモデルであるモデルSとモデルXの生産を中断し、カリフォルニア州フリーモント工場のラインをOptimus生産用に転換した。
一方、エネルギー事業部門でもエネルギー貯蔵システム(ESS)などを含めて計13.5GWhの設備を設置し、市場予想値(13.3GWh)を上回った。最近スペースXがxAIデータセンターの電力コスト削減のためテスラのMegapackを2億6,900万ドル(約433億4,400万円)分購入した点も好材料として作用した。













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