
中国海軍が6日、原子力潜水艦で初めて発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は中国・天津沖の渤海で発射された可能性があるとの分析が出ている。中国が、水深が浅く潜水艦の行動が制約される「内海」からSLBMを発射したことについては、米国などが中国の太平洋進出を封じ込めるために想定する「第一列島線」を内側から突破したとの見方も出ており、注目を集めている。
中国の軍事プラットフォーム「虎賁尉」が6日に公開した映像で、発射場所は中国内海の渤海である可能性が高いと分析したと台湾の中央通訊社が報じた。報道によれば、このプラットフォームはミサイルの軌道が1980年に中国人民解放軍が地上格納庫から太平洋に試験発射したミサイル「東風-5(DF-5)」の軌道と重なっていると推測したという。分析によれば、渤海の平均水深は18mに過ぎず、最も深いところでも80mであるため、深海より潜水艦がミサイルを発射するのがより難しい。
したがって、今回の発射成功は中国人民解放軍の潜水艦がもはや太平洋深海まで進出して攻撃する必要がなく、必ず第一列島線を迂回しなければならないという前提条件にも縛られなくなったことを意味すると、このプラットフォームは評価した。
中国軍事評論家の宋忠平氏も7日、明報及び星島日報とのインタビューで、SLBMの発射軌道から推測するに発射地点は渤海、目標は南太平洋の公海上である可能性が高いと分析した。中国人民解放軍の潜水艦が第一列島線を越えて進出せず「国境のすぐ前」でミサイルを発射できるようになったことを示しているという。
第一列島線は日本列島から沖縄、台湾を経てフィリピンまで続く、米国と同盟国が設定した中国の太平洋進出を阻止する軍事的防衛ラインの一つだ。中国人民解放軍は2024年9月にも内陸で地上移動式発射装置を利用して大陸間弾道ミサイル(ICBM)の「東風31A」を太平洋に発射した。今回のSLBM発射により、中国人民解放軍はICBM、戦略爆撃機、原子力潜水艦とSLBMで構成される「核の三本柱」を国境近くに配備したことを意味すると中央通訊社が伝えた。














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