
中国の通商担当部長は、半導体製造装置の中核国であるオランダに対し、半導体供給網の安定的な維持に協力するよう求めた。8日の中国商務部によると、中国商務部の王文濤部長は7日、中国・北京を訪問したオランダのシュールト・シュールツマ通商相と「中国とオランダの経済貿易混合委員会・第18回会合」を開き、両国間および中国・欧州連合(EU)の経済・貿易関係について協議したという。
王部長は「中国商務部はオランダと先端製造業や科学技術の革新、グリーントランスフォーメーション、現代サービスなどの分野で協力を強化したい」と述べた。さらに「オランダが中国企業のオランダ投資のために公平・公正で予測可能な環境を整えることを希望する」とし、「半導体生産・供給網の安定を維持し、関連企業間の紛争の適切な解決を推進することを望む」と言及した。
中国はオランダとASMLが作る半導体露光装置の輸出制限及び半導体製造企業ネクスペリアの経営権などの問題を巡って対立関係にある。米国政府は、中国の半導体分野の発展を抑制するため、高性能装置や先端半導体の対中輸出を制限するよう、オランダを含む同盟国に圧力をかけてきた。
これに対しオランダは、2019年からASMLの「極端紫外線(EUV)露光装置」を中国に輸出することを禁止しており、2023年9月には比較的性能が低い液浸型のDUV(深紫外線)露光装置に対する輸出規制も実施した。また自動車向け半導体メーカーのネクスペリアについては、2025年にオランダ政府が国家安全保障を理由にして親会社である中国ウィンテックの経営権を剥奪し、訴訟が続くなど対立を抱えている。
これに対しシュールツマ通商相は「オランダ政府と産業界は、中国との協力を非常に重視している」とし、「中国との政策コミュニケーションと協調をさらに強化し、貿易・投資協力を深化させ、中国企業のオランダ投資に安定的で透明な事業環境を提供することで、EUと中国、オランダと中国関係の安定的な発展を推進したい」と述べたと中国商務部は伝えた。
この日の会議後、王部長とシュールツマ通商相は「中国とオランダのビジネス評議会(China–Netherlands Business Council)設立に関する覚書」を締結し、両国30社余りの企業代表が参加したビジネス評議会の初会議にも共に出席した。一方、シュールツマ通商相の今回の訪中に関して共に訪問する17名の企業役員にはASMLの代表も含まれると6月24日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が報じた。













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