「米軍負傷者100人はどこへ?」国防総省の“戦争情報隠し”疑惑が浮上
NYT「空爆の事実と被害規模を隠蔽」
米国防総省「オンラインで透明に公開」
空爆に対抗するイランは全面戦争を宣言

米国防総省が、イランとの戦争で発生した米軍の死傷者数を意図的に少なく見せ、隠蔽しようとしたとの疑惑が浮上した。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は20日(現地時間)、国防総省内部の情報筋の話として、イランによるヨルダンの米軍基地への追加空爆の経緯を報じた。報道によると、18日に米軍が使用するヨルダンのムワファク・サルティ空軍基地がミサイルとドローンによる攻撃を受け、米兵3人が死亡する前にも、さらに3回の攻撃があった。
NYTは、一連の空爆で米兵数十人が負傷し、軍の主要資産である戦闘ヘリコプターなども損傷したが、国防総省は空爆の事実と被害規模の両方を隠したと伝えた。
米国防総省のショーン・パーネル報道官は、この疑惑について「ヨルダンだけでも兵士3人が戦死した深刻な状況で、国民の不安をあおろうとする捏造だ」と強く反発した。死傷者の統計はオンラインで透明かつ定期的に公開しているとも説明した。
CBSは、2月末に戦争が始まって以降、国防総省の国防死傷者分析システムに登録された米軍の負傷者は計413人だが、ヨルダンでの攻撃に関係する負傷者100人余りは、この一覧から除外されていると報じた。
NYTは、イランとの戦争が5カ月目に入ったにもかかわらず、米国防総省が武器の備蓄量やイランのミサイル戦力の規模などについて、重要な情報を全く提供していないと指摘した。国防総省は戦争初期には何度も記者会見を開き、具体的な戦況を説明していたが、5月初旬以降は説明会を完全に中止している。
一方、トランプ大統領は同日、トゥルース・ソーシャルを通じて「イランが米兵を1人殺すたびに、何倍もの代償を払わせる」とし、ピート・ヘグセス国防長官やダン・ケイン統合参謀本部議長ら軍指揮官に、この方針を指示したと明らかにした。米中央軍も「X」(旧Twitter)を通じて、「米東部時間の同日午後4時、最高司令官の指示に従い、イランに対する新たな空爆を開始した」と発表した。イランによる商船攻撃を無力化するための米軍の夜間空爆は、同日で10日目を迎えた。
空爆に対抗し、イランは全面戦争を宣言した。イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は同日、テヘランで開かれた司法府最高会議で「現在、イランが全面戦争を行っていることは厳然たる現実だ」と述べた。さらに、「今回の戦争は単にミサイルを撃ち合う戦いではなく、国益を守るために最後まで立ち向かう」と強調した。















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