
年齢を感じさせない驚異的な若々しさで世界中の注目を集めている人物がいる。主人公は、高級ウエディングドレスブランドで知られるファッションデザイナーのヴェラ・ウォンだ。
今年76歳を迎えたヴェラ・ウォンは、40代で自身のブランドを立ち上げ、大きな成功を収めた。その華々しい成功の背景には、恵まれた家庭環境と豊かな経済基盤があったという。

裕福な家庭に育ったヴェラ・ウォンは、ブランド創業時に父親から約56億ウォン(約5億9,000万円)の資金援助を受けて事業をスタートさせた。現在、ヴェラ・ウォンブランドの年間売上高は1兆ウォン(約1,050億円)を超え、純資産は約8,000億ウォン(約840億4,000万円)に上る。
中国系アメリカ人のヴェラ・ウォンは、ニューヨーク・マンハッタンの裕福な家庭で生まれ育った。父親は中国の名門・清華大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業したエリートであり、成功した実業家として知られている。

幼少期には母親に連れられてパリ・ファッションウィークを訪れ、早くから一流のファッション感覚を身につけた。ファッション界に入る前は、フィギュアスケート選手として活動していたという異色の経歴も持つ。
競技生活を終えた後は、ファッション誌VOGUEの編集者に転身し、優れた才能を発揮した。また、ファッション界の伝説的編集長として知られるアナ・ウィンターとは、同じ時期に同誌でキャリアをスタートさせた同期であり、互いに競い合うライバルでもあった。

16年間勤めたVOGUEを離れたきっかけは、ライバルだったアナ・ウィンターが編集長に就任したことだった。競争に敗れたヴェラ・ウォンは退社を決意し、ちょうど自身の結婚式の準備を進めていた。
編集者として一流のドレスを数多く見てきた彼女は、ニューヨーク中のブライダルショップを巡ったものの、理想のウエディングドレスには出会えなかった。そこで、自ら理想のウエディングドレスをデザイン・制作したことが、後のブランド創設につながった。

結婚式で招待客から絶賛の声が相次ぐと、その才能を見抜いた父親がブランドの立ち上げを提案した。父親は400万ドル(約6億4,700万円)を出資し、ヴェラ・ウォンがウエディングブランドを立ち上げる大きな後押しとなった。
ブランド誕生のきっかけにもなった結婚生活は、23年後、63歳の時に離婚という形で幕を閉じた。さらに、離婚成立から間もなく、27歳年下のフィギュアスケート選手エヴァン・ライサチェクとの交際が報じられ、大きな話題を集めた。

2人はその後、約6年の交際を経て破局した。しかし、エヴァンが別の女性と結婚した際には、新婦のウエディングドレスをヴェラ・ウォン自らがデザイン。元恋人の門出を心から祝福する懐の深さも話題となった。
ホットパンツにハイヒールというスタイルを好み、毎晩ウォッカを楽しむことでも知られるヴェラ・ウォン。本人は「年齢はただの数字」という考え方こそが、若さを保つ秘訣だと語っている。













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