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口開け睡眠で「口やのどが細菌だらけに」!?専門家警告「脳卒中や心臓疾患リスク上昇」

梶原圭介 アクセス  

引用:depositphotos
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レモン水を一日中飲んだり口を開けて寝る習慣が、歯の健康に深刻な悪影響を与えるという指摘が出た。

歯科医のミシェル・ヨルゲンセン博士は最近、デイリー・メール紙を通じて「健康のためになると思われている習慣がどれほど歯を傷めているかを知ると驚くだろう」と述べ、人々が無意識のうちに歯を損傷させている一般的な間違いについて説明した。

ヨルゲンセン博士は「デトックスに良いと聞いて、一日中レモン水を飲んでいる患者をよく見かける。しかし、長時間酸性物質を摂取すると『エナメル質の腐食』を引き起こす」と指摘した。エナメル質の腐食とは、酸によって歯の硬い外層であるエナメル質が徐々に摩耗し、知覚過敏や虫歯が生じる状態を指す。

さらに「爪を噛む癖は歯のエナメル質に非常に悪い影響を及ぼし、場合によっては微細な亀裂を引き起こす可能性もある」と警告。

また、「夜に口呼吸をすると口腔内が乾燥し、虫歯や歯周病を引き起こす細菌の温床となる」とも指摘した。

毎日繰り返されると健康に悪影響を及ぼす可能性

就寝中に無意識に口を開けてしまう人は少なくない。朝起きた時に口の周りに唾液が付着していたり、喉や口内が乾燥していれば、口を開けて寝ていた可能性が高い。

アレルギー疾患で鼻づまりがある場合や、睡眠時無呼吸症候群でいびきをかき、時折呼吸が止まる場合、鼻呼吸が困難になる。そのため、口を開けて口呼吸をしながら眠ることになる。

また、枕が高すぎると口を開けてしまうことがある。頭が上がると気道が狭くなり、より楽に呼吸しようと自然に口を開けてしまうのだ。

鼻は、有害物質や細菌をろ過するフィルターの役割を果たす。しかし、口呼吸をすると、口から侵入した細菌やウイルスが喉周辺に付着し、扁桃腺の腫れや喘息、鼻炎などを引き起こす可能性がある。さらに、風邪などの病気にもかかりやすくなる。長時間口を開けていると口腔内が乾燥し、口臭や虫歯、歯周病などのリスクが高まる。

口を開けて寝ると疲労感が増す。鼻呼吸と異なり、口呼吸では十分な酸素供給ができず、血中酸素飽和度が低下するためだ。これは全体的な睡眠の質を低下させる。

さらに、体内の酸素不足や不規則な呼吸が血圧や心拍数に影響を与え、脳卒中や心臓疾患などに繋がる可能性がある。糖尿病などの他の疾患にも影響を及ぼす恐れもある。

口を開けて寝る習慣を改善するには、まず原因を特定することが重要

睡眠中に口を開けてしまう理由は様々だが、他の疾患がない場合、主に加齢と肥満が原因だ。舌や口蓋垂、喉や口周りの筋肉が緩まって垂れ下がることで、自然と口が開いてしまうのだ。

また、歯や歯茎が突出した出っ歯、小さな顎、下顎が突出した受け口の場合も、口を開けて寝る傾向がある。

特定の疾患がないにもかかわらず口を開けて寝てしまう場合は、枕の高さを調整してみるのも効果的かもしれない。成人男性の適切な枕の高さは6〜8cm、成人女性は5〜7cmとされている。口を閉じるためのバンドやテープなどを使用して口呼吸を防ぐ方法もある。

ただし、アレルギー疾患や睡眠時無呼吸症候群の患者などのように鼻呼吸が困難な場合は、テープやバンドが逆に呼吸障害を引き起こす可能性があるため、使用にあたっては慎重な判断が求められる。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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