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2025年06月30日月曜日
ホームライフスタイル「歯も磨いてるのに…」朝の“強烈な口臭”の裏に潜む病気とは?喉の奥の“黄色い塊”が原因かも

「歯も磨いてるのに…」朝の“強烈な口臭”の裏に潜む病気とは?喉の奥の“黄色い塊”が原因かも

引用:クリップアートコリア
引用:クリップアートコリア

歯をきちんと磨いているのに口臭が気になるなら、体のどこかに異常が潜んでいるかもしれない。特に朝の強い口臭や、いつもと違うにおいを感じたときは、生活習慣や健康状態を見直すサインといえる。中でも注目すべきは、食生活の変化や口内のトラブル、そして喉の奥に隠れた原因だ。

過度なダイエットは、意外な口臭の原因になることがある。炭水化物の摂取が極端に減ると、体はエネルギーを脂肪から作り出そうとし、代謝の過程でケトン体という物質が生まれる。このケトン体は甘いような独特のにおいを持ち、呼吸に混ざると強い口臭として感じられる。また、長時間の空腹で胃酸が過剰に分泌されると、それが口から上がってくることもあり、特に朝のにおいが気になる人は朝食をしっかりとることが効果的だ。

インプラント治療後に血や膿のようなにおいを感じたら、それは「インプラント周囲炎」のサインかもしれない。これはインプラントの周囲に炎症が起こる疾患で、放っておくと悪化しやすい。特に歯の根元部分に汚れが溜まりやすく、普通の歯ブラシでは届かない部分に食べかすが残ることが原因になる。痛みが出にくく自覚しにくいため、歯間ブラシやフロスの併用、そして定期的な歯科検診が欠かせない。

喉の奥の違和感や、咳や痰とともに小さな塊が出てくることがあれば、「扁桃結石」が疑われる。これは扁桃腺のくぼみに溜まった食べかすなどが固まり、悪臭を放つやわらかい黄色い塊となったもの。自然に排出されることもあるが、取れにくい場合は耳鼻科での吸引が必要となることもある。普段から水分をこまめに摂り、丁寧なうがいを心がけることで再発を防ぐことができる。

日々の口臭は、ただの不快感にとどまらず、体の不調を知らせる大切なサインでもある。特に自分では気づきにくいインプラントの炎症や、繰り返しできる扁桃結石は、定期的なメンテナンスや医療機関でのチェックが重要だ。単なるマナーの問題として済ませず、健康を守る視点からも見直していきたい。

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