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テスラ・サイバートラック炎上テロで発覚 自動車メーカーの「個人情報収集」がヤバすぎる…政治信条から性的指向まで

山田雅彦 アクセス  

プライバシー侵害で揺れるテスラ

過剰な個人情報収集と

サイバーセキュリティの懸念浮上

引用:Reddit

1日、米ラスベガスのトランプホテル前で駐車中のテスラ・サイバートラックから出火する事件が発生。世界の主要メディアが一斉に報じたこの火災は、当初、電気自動車の発火事故とみられたが、その後、爆発物によるテロと断定された。テスラ側は犯人特定に向け、捜査に全面協力する姿勢を示している。

しかし、テスラが捜査協力の名目で運転者情報を警察に提供したことが、新たなプライバシー侵害問題として波紋を広げている。この問題は自動車業界全体に影を落としつつある。自動車へのデジタル機器搭載による利便性向上は周知の事実だ。近年では自動運転用カメラの実装も進み、もはや自動車は単なる移動手段の枠を超えている。これを機に、各メーカーによる過剰な情報収集の実態が明らかになってきた。サイバートラック事件で浮き彫りになったサイバーセキュリティの課題。その深刻さとは。

引用:Volkswagen
引用:Top Gear

政治信条から性的指向まで

深刻な個人情報収集の実態

自動車メーカーが収集する情報は、その範囲、量、質のいずれにおいても想定を超える規模となっている。利便性向上を目的としたデジタル機器の増加は、メーカーによる情報収集経路の拡大を意味する。利用規約の内容は衝撃的だ。例えば、ボルボの個人情報保護方針には「人種や民族的出自、政治的見解、宗教的または哲学的信念、性生活や性的指向に関するデータの処理」のための情報収集を明記している。

これはボルボに限った話ではない。起亜自動車の個人情報保護方針でも、収集する「個人の機密情報」について「この範疇には社会保障番号、運転免許証、身分証明書、または健康、性生活や性的指向に関する情報が含まれる可能性があります」と記載している。各メーカーが車載デジタル機器を通じて収集する情報は、単なる移動履歴をはるかに超えた範囲に及ぶ。車載情報システムで何気なく同意しているデータ収集の重大性を、改めて認識する必要がある。

引用:テスラ
引用:The Japan News

サイバー攻撃の脅威

最悪の場合、制御不能に

個人情報流出の懸念は企業だけでなく、第三者による不正アクセスのリスクも存在する。企業による「プライバシー侵害」に加え、第三者による「サイバー攻撃」の危険性が指摘されている。車種によって攻撃の影響範囲は異なるものの、デジタル制御や情報収集を行うすべての領域が攻撃対象となり得る。

最悪の場合、車両の安全制御システムや自動運転システムまで侵害される可能性がある。この懸念に対し、米国政府は対策に乗り出している。バイデン政権は安全保障上の脅威を理由に、中国とロシア製の車両の全面禁止を検討している。しかし、これら両国の車両を避けても問題は解決しない。米国のサイバーセキュリティ企業「トレンドマイクロ」は、日本のマツダ車にサイバー攻撃への脆弱性があると警告を発している。サイバー攻撃の脅威は、メーカーの国籍を問わない問題なのだ。

引用:People.com
引用:CBS

急速な技術革新の光と影

警戒感持った対応が必要

テスラのサイバートラック事件は予想外の展開を見せている。警察への捜査協力が、自動車業界全体のプライバシー侵害問題へと発展した。この問題を通じ、技術革新の両面性が改めて浮き彫りとなった。便利さを追求した機能が、プライバシー侵害を引き起こす結果となったのである。セキュリティに対する世界の消費者の不安は高まる一方だ。

自動車メーカーと政府はこうした懸念に対応する必要がある。メーカーは車載機器を通じた過剰な情報収集を見直し、再発防止策を講じるべきだ。また、サイバー攻撃への対策も自動車業界の重要課題となっている。

山田雅彦
editor@kangnamtimes.com

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