メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

あのTTが帰ってくる?かつてのアウディ象徴モデルがついに復活へ、期待高まる「新世代スポーツクーペ」の全貌

山田雅彦 アクセス  

アウディ、TTの復活を宣言
グローバル市場で高い人気を誇ったモデル
業界が注目する「カムバック」

引用:Auto Express
引用:Auto Express

かつてアウディの象徴であり、コンパクトスポーツカー市場の主役でもあった「TT」が、いよいよ復活の兆しを見せている。1998年に初代が登場して以来、3世代にわたって世界中で愛されてきたアウディ・TTは、2023年の生産終了とともに歴史に幕を下ろし、多くのファンに惜しまれながら姿を消した。しかし、最近になってアウディがTTのヘリテージを継承する新型2ドアクーペの開発を進めているとの報道が流れ、再び期待が高まっている。

海外の自動車専門誌『オートカー(Autocar)』によれば、アウディのCEOゲルノット・デールナー(Gernot Döllner)氏が、「スポーツカーはアウディのDNAであり、再び製品ラインナップに組み込む適切なタイミングと方法を検討している」と語ったという。具体的な発売時期や開発方針はまだ明らかにされていないものの、社内でTT復活が真剣に検討されていることが判明し、自動車業界の関心が集まっている。

引用:Swansway Motor Group
引用:Swansway Motor Group

TTという名前の象徴性
エントリーモデルとしての本分を貫いた存在

「TT」という名称はイギリスで開催される有名なバイクレース「ツーリスト・トロフィー(Tourist Trophy)」に由来している。つまりTTは単なるモデル名ではなく、アウディがモータースポーツで培ってきた伝統と、パフォーマンス重視の哲学が込められた象徴的な存在だった。フォルクスワーゲン・ゴルフのプラットフォームをベースにしながら、アウディ自慢のクワトロ四輪駆動システムを組み合わせたことで、小柄ながら俊敏で力強い走りを実現したスポーツクーペとして高い評価を受けた。

また、エントリーモデルとしての役割を果たしつつ、若年層にも比較的手ごろな価格でアウディの世界観と走りの楽しさを届けていた点もTTの大きな強みだった。BMW・Z4やメルセデス・SLKといったライバルたちと競い合いながら、優れたハンドリングと独創的なデザイン、3.2リッターVR6エンジンや2.5リッター直列5気筒ターボといった多彩なパワートレインを武器に、TTは熱心なファン層を築き上げた。

引用:Carscoops
引用:Carscoops

TT、高性能クーペとして再解釈?
R8のDNAを継承する可能性も

仮に新型TTが再び登場する場合、そのプラットフォームはMQBを採用し、現行アウディS3と共有される可能性が高いと見られている。とりわけ、ベースモデルよりも高性能な「TTS」あるいは「TT RS」としての復活が有力視されている。

TTSには、S3と同じEA888型2.0Lターボエンジンが搭載され、328馬力・43kgmという力強いパフォーマンスを発揮する見通しだ。さらに、DSGと電子制御式リミテッドスリップデフ(e-LSD)の組み合わせにより、四輪駆動システムが走行状況に応じた最適なトルク配分を実現する。

上位モデルのTT RSにはRS3にも搭載される400馬力の2.5L直列5気筒ターボエンジンが採用される可能性が高い。このパワートレインはかつてグループBラリーで培ったアウディの高性能DNAを色濃く受け継ぐものであり、TT本来のキャラクターをそのまま次世代へと受け継ぐ存在になるだろう。外観デザインに関しても、最新のアウディファミリーデザインをベースにしながら、S3に近いプロポーションを持ちつつ、フラッグシップスーパーカー「R8」のエッセンスを凝縮した洗練されたスタイルに仕上がるとみられている。

引用:Kleber Silva
引用:Kleber Silva

TTの復活の意味
ノスタルジーにとどまらない、戦略的な進化

SUVが主役となった現在のグローバル市場では、小型スポーツカーの存在感が薄れつつある。こうした潮流の中でアウディは、ブランドのアイデンティティとスポーツカーが持つエモーショナルな価値を重視し、TTの後継モデルを通じて実用性とは異なる魅力をユーザーに再提案しようとしている。これは単なるモデル追加ではなく、ブランドイメージと密接に結びついた戦略的なカムバックと言える。

現在アウディが開発を進めている新型スポーツクーペは、かつてTTが体現していた「小さくても力強いスポーツカー」というスピリットを、現代的な解釈で再構築したモデルになると予想されている。最新プラットフォームと高性能パワートレイン、そして感性に訴えるデザインが融合したこの一台は、単なる復刻にとどまらず、アウディのブランド戦略そのものを象徴する存在となるだろう。

市場もファンも、TTの華々しい復活を待ち望んでいる。アウディがこの象徴的なクーペをいつ、どのような形で世に送り出すのか。その瞬間に向け、期待が日に日に高まっている。

山田雅彦
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[モビリティー] ランキング

  • 「足で蹴って窓を割るしかない」非常時の脱出が困難、テスラモデル3を米当局が調査
  • 「450万円を肩代わり」トヨタ販売店に急速充電をばらまく理由
  • 「最高の部品は、部品がないことだ」マスクの信念がモデル3安全問題を招いた
  • 「トヨタを救う?」米国関税の影響受け、自動車業界支援で環境性能割停止検討
  • 規制が消えた隙間で復活論、米市場が再びワゴンを呼ぶ
  • 米有力評価で日本車が上位独占、スバル1位にテスラも急浮上

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「座るだけで15分」人間洗濯機が現実化、6000万円でも注文が殺到
  • 「ゴキブリ大食い」で70万人獲得、中国インフルエンサー突然消えた理由
  • 5年で“マイホーム確定”!中国企業、給料より強烈な報酬に騒然…無償マンションという禁断の一手
  • 「32年前と同じ場所で」ジョージ王子、父と歩いたホームレス支援のクリスマス

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「座るだけで15分」人間洗濯機が現実化、6000万円でも注文が殺到
  • 「ゴキブリ大食い」で70万人獲得、中国インフルエンサー突然消えた理由
  • 5年で“マイホーム確定”!中国企業、給料より強烈な報酬に騒然…無償マンションという禁断の一手
  • 「32年前と同じ場所で」ジョージ王子、父と歩いたホームレス支援のクリスマス

おすすめニュース

  • 1
    19世紀に生まれ二度の世界大戦を越えた推定141歳、ガラパゴスゾウガメに安楽死

    気になる 

  • 2
    友人の一杯が人生を変えた、武漢のレンコンスープから始まった再起の賭け

    気になる 

  • 3
    「まだ25歳」終わらない注射と感染地獄、豪州でVADが認められた理由

    気になる 

  • 4
    中国ホテルで不倫発覚回避を図る、下着姿で外壁に宙づりの夜

    気になる 

  • 5
    「兄ちゃんはもう僕が守る」弱かった子猫が老犬に寄り添う毎日

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「女子スポーツは守られるのか」優勝後にトランス判明、翌日失格の衝撃

    気になる 

  • 2
    「ブレーキなしで止まる?」ベンツが切った電気モーターの一手でEV設計は変わる

    フォトニュース 

  • 3
    「異臭の正体はエンジンルーム」SUVのバッテリー上でニシキヘビ死骸、どこから来た

    気になる 

  • 4
    テスラの一手がLAで可視化、ロボタクシー構想は現実段階へ

    フォトニュース 

  • 5
    3位は家族、2位は金…では50代を本当に壊しているものは何か

    健康 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]