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「怖い」と口走る加速力…1156馬力カイエンEVの正体

山田雅彦 アクセス  

引用:ポルシェ
引用:ポルシェ

ポルシェがスポーツ用多目的車(SUV)の象徴的存在であるカイエンを完全電動モデルとして刷新し、ラグジュアリー電動SUV市場で新たな基準を打ち立てた。単なるパワートレインの電動化にとどまらず、フォーミュラEで培った技術を投入することで、内燃機関車を凌ぐ走行性能を実現した。

1156PSの加速性能、強烈なGを体感 試乗したカイエン エレクトリックは、スペックだけを見ても驚異的なクルマである。リアアクスルには直接オイル冷却方式の新型電動モーターを搭載し、ローンチコントロール使用時に最高出力1156PS、最大トルク1500Nmを発生する。

0-100km/h加速はわずか2.5秒、最高速度は260km/hに達する。一般的なスーパーカーに匹敵する性能である。

走行時の加速感は強烈であった。ブレーキとアクセルを同時に踏み込むと、車両がローンチコントロール状態に入りエネルギーを蓄える。ブレーキから足を離した瞬間、巨大な車体が航空機の離陸さながらに前方へと飛び出していった。体はシートに強く押しつけられ、内臓が引き寄せられるような感覚に襲われた。

実際に体験すると、「恐怖」という言葉がよぎるほどの体験となる。専門インストラクターによる同乗走行のあと、自らステアリングを握った。加速があまりに鋭いため、最高速度に達する前に本能的にブレーキを踏み込んでしまう。「怖い」という言葉が自然と口を突いて出る。

「ポルシェアクティブライド」が生み出す滑らかな乗り味 走行性能の核となるのは、ターボモデル専用に開発された電動モーターだ。フォーミュラEの技術を基盤としており、高負荷が連続する状況でも出力低下を抑え、安定した性能を維持する。炭化ケイ素(SiC)インバーターによって効率と出力密度を引き上げ、駆動力は1速変速機を介して四輪へ伝達される。

速さだけがすべてではない。カイエン エレクトリックは、ポルシェのSUVとして初めて「ポルシェアクティブライド」サスペンションを搭載した。これにより、物理法則を超えるかのような挙動を可能にしている。急ブレーキやコーナリングの場面でも、車体を路面に対して水平に保ち続ける。

過酷な走行状況下でもホイール荷重の動的配分を緻密に制御し、最適な接地性を確保。不要な振動を抑え込みながら、ドライバーには必要な路面情報のみを直感的に伝える。その結果、高速走行から険しいオフロードまで、ドライバーは高い安定感と精密なハンドリングを味わうことができる。

加えて、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を基盤とするアダプティブエアサスペンションとリアアクスルステアリングを採用し、市街地から高速道路、オフロードに至るまで、あらゆる場面で精緻な走行性能を発揮する。電動モデル特有の低重心も走行安定性に寄与している。

16分で80%充電、電動車の常識を塗り替える効率性 航続距離と充電性能に対する不安も払拭している。カイエン エレクトリックは容量113kWhの高電圧バッテリーを搭載し、WLTP基準で最大623kmの航続距離を確保した。800V高電圧アーキテクチャーを採用し、最大400kWの超急速充電に対応する。バッテリー残量10%から80%までの充電は16分以内に完了する。わずか10分の充電で325kmを走行できる実用性も備えている。

エネルギー回生性能もフォーミュラEマシンに匹敵すると評価されている。減速時に最大600kWのエネルギーを回収し、日常的な制動の約97%を物理ブレーキに頼らず回生ブレーキで処理し、効率を最大限に高めている。

インテリアには、ポルシェ史上最大となる「フローディスプレイ」を採用し、未来的な室内空間を生み出している。ドライバーを中心に据えた直感的なインターフェースに加え、助手席ディスプレイまで連続するデジタル表示領域が、高い没入感を生み出している。パーソナライゼーションの幅も広く、13種類のボディカラーと9種類のホイールデザインなど、多彩な組み合わせから事実上無限に近い仕様を選べる。

ポルシェの関係者は「カイエン エレクトリックは、ポルシェの象徴である911のDNAをSUVに落とし込んだモデル」とし、「卓越したパフォーマンスとデイリーユースの実用性を両立する『夢のSUV』になる」と強調した。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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