「甲状腺がん」と闘った20代女性の経験から学ぶ、見過ごしがちな症状とその重要性とは？

20代後半で甲状腺がんを患い、声を失う危機を経験したというイギリスの女性の話が話題となっている。この女性は疲労感や頭痛などの見過ごしがちな症状を無視してはいけないと強調した。

最近、イギリスの朝刊紙「ミラー」によると、ロビン・エリザベスさん（30）は29歳で甲状腺がんの診断を受けた。甲状腺がんの診断前、ロビンさんは常に疲労を感じていたという。目の下のクマがひどく、顔はやつれて見え、頭痛あったが、彼女は出産のせいだと思っていた。

さらに、息切れや声のかすれ、リンパ節の腫れといった症状も現れた。体重が増えたが、再び元の体重に戻すのが難しくなった。結局、病院に行った彼女は甲状腺がんの診断を受けた。

これに対しロビンさんは「がんにかかったと明かしたとき、周りの人々が自分より苦しんでいたので、逆に彼らを慰めなければいけないと思った」とし、「毎朝一緒に遊んでいた子供たちに対して罪悪感を感じることもあった」と語った。

その後、ロビンさんは甲状腺の一部を切除する手術を二度受けた。この過程で一時的に声を失うこともあった。また、切除手術後には、放射線を使ってがん細胞を死滅させる放射性ヨウ素内用療法も何度か受けた。その結果、ロビンさんは先月に完治判定を受けたという。

ロビンさんは現在、甲状腺がんの認識を広めるための活動を行っている。自身のSNSを通じて自分の話を共有し、慈善団体のための資金集めイベントにも参加している。彼女は「体に特定の症状が続く場合は無視してはいけない」と訴えた。