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ロシアとの親密な関係を誇示していた北朝鮮、住民を対象に行った講演でロシアを非難

川田翔平 アクセス  

引用=ラジオ・フリー・アジア(RFA)ホームページキャプチャ

北朝鮮とロシアの首脳会談で「包括的戦略パートナー関係」を明らかにしてから、ロシアとの親善を強調してきた北朝鮮が、最近内部講演でロシアが社会主義を放棄し資本主義を選択したため、貧困に陥っていると非難したことが22日に伝えられた。

最近北朝鮮とロシアの密接な関係が際立つ中、北朝鮮当局が住民を対象にロシアを非難する講演を行ったことがわかった。 

ラジオ・フリー・アジア(RFA)は身辺安全のため匿名を求めた平安北道(ピョンアンブクド)現地の住民情報筋を引用し、20日「今日『社会主義の赤い旗を最後まで守ろう』という趣旨の定期講演が行われた」とし「最近我々(北朝鮮)と親密なロシアを非難しながら、社会主義を守ることを強調した」と伝えた。

情報筋によると、現場での講演内容には「ロシアの軍隊が敵の心理戦に負け、社会主義の運命が危機に瀕したその時刻、反社会主義者を鎮圧する国家非常事態委員会の命令執行も拒否し、ある部隊は反革命の側に寝返るという妄動まで行った」という内容が含まれていた。

さらに情報筋は「ほんの数日前、労働新聞にも元帥様(金正恩朝鮮労働党総書記)とロシアのプーチン大統領が光復節(日本による植民地支配から解放された日を記念する韓国の祝日。8月15日)を迎えて祝電を交換したニュースが掲載された」とし「プーチン大統領は『朝鮮の解放のために肩を並べて戦った、赤軍戦士と朝鮮の愛国者に敬意を表する、これは両国間の善隣友好発展の基礎』と述べた」と伝えた。

しかし「最近党では、住民にロシアが社会主義の赤い旗を守れず、滅亡したように宣伝している」とし「ロシア軍と国民が、先代が守った社会主義の赤い旗を捨てたため、悲惨な生活をしていると説明した」と付け加えた。

また「最近住民の中で、経済難に陥った我々(北朝鮮)を救ってくれるのがロシアだという認識が広まっている」とし「党がロシアに対する住民の憧れを断ち切ろうと、社会主義の赤い旗を守ろうと扇動しているのではないか」と情報筋は反問した。

情報筋はこのような講演を今の時点で行う背景が「ロシアに対する住民の過度な憧れを警戒するための措置と見られる」と補足した。同じ日に身辺安全のため、匿名を求めた両江道(リャンガン道)の住民情報筋も「今週の定期講演は、社会主義を捨てて資本主義を選んだ、ロシアの実態を非難する内容だった」とし、壇上に立った講師が「ソ連の社会主義の赤い旗が降ろされ三条の旗(ロシア国旗)が掲げられるのを見て、ロシア国民は悲しみの涙を流した」と講演したことを伝えた。

情報筋は「最近我々(北朝鮮)とロシアが、中国よりも近くなっていることを一般住民も感じている」とし「労働新聞の紙面にも、特にロシアのニュースが頻繁に掲載されており、ロシアの支援に対する住民の期待感も大きいのは事実」と述べた。

また「当局がロシアから食糧や原油を大々的に支援されることを、住民は既成事実として信じているが、党が現時点で直面する切迫した問題を解決してくれるロシアを事例に挙げて、住民にわざと非難扇動をしている」と付け加えた。

情報筋は「住民はロシアを非難する講演に大きなショックを受けたとし、一部では金正恩だけのための社会主義か、貧しい社会主義より豊かな資本主義を選ぶ方が百倍ましだという反応も出た」とし「大多数の参加者は食糧もなく乞食のような状況で、何が社会主義のたわごとかと冷ややかな反応を見せた」と伝えた。

専門家はこのような講演などの措置は、ロシアに対する北朝鮮住民の過度な憧れを断ち切るための、北朝鮮宣伝扇動部の措置と見られると伝えた。

川田翔平
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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