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アメリカ史上最大の補償金、警察の虚偽自白強要で不当に服役した男性にシカゴ市が約70億円を支払う

佐藤美穂 アクセス  

アメリカで警察の圧力により殺人容疑を認め、約10年間服役した人物が、5000万ドル(約70億円)の補償金を受け取ることになった。

米メディア「 ニューヨークタイムズ(NYT)」の10日(現地時間)の報道によると、マルセル・ブラウン(34歳)は、2008年に自分が殺人容疑で捜査された際に人権侵害があったとして、2019年にシカゴ市、シカゴ警察の捜査官、郡および州の法務次官を相手に提訴した。

この事件を担当したシカゴの連邦陪審は、前日、シカゴ市などに対してブラウンへアメリカ史上最大規模の補償金を支払うよう評決を下した。

シカゴ地方裁判所の陪審は、2週間にわたる審理を経て、この日、約2時間の議論の結果、警察が捏造した証拠を基にブラウンに虚偽の自白を強要し、公園での男性殺害を認めさせたと満場一致で評決した。

ブラウンは、2008年9月にある女性から共犯として指摘され逮捕され、2011年に1級殺人の容疑で起訴され、35年の刑を言い渡された。

2018年6月、ブラウンの弁護士は、捜査官がブラウンに弁護士との接触を許可しなかった点を問題視し、再審を請求した。証拠審理において、捜査官がブラウンを違法に尋問していたことが明らかになった。審理の結果、捜査官は窓のない部屋で34時間にわたり、ブラウンを睡眠や食事も与えず、弁護士との接触を妨げながら、違法に虚偽の自白を引き出していたことが判明した。

クック郡巡回裁判所が再審を決定し、2018年7月にクック郡の州検察官が起訴を取り下げたことで、ブラウンは釈放された。

ブラウンは声明で「子供だった私を獅子の穴に投げ込んだ人々は、反省していない」と述べた。

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