メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

ペンシルベニア州で激化する大統領選、トランプとハリスのどちらが勝つのか注目集まる

川田翔平 アクセス  

9日、米大統領選挙で勝負を決定づけるとされている最大の激戦州、ペンシルベニア州フィラデルフィア市役所近くのメロン・インディペンデンス・センタータワーの屋外電子掲示板にトランプ前大統領の選挙広告が表示された。

「ペンシルベニア州の雇用を創出する大統領」、「投票こそが生きる道」

9日(現地時間)、今回の米大統領選挙最大の激戦州であるペンシルベニア州の最大都市フィラデルフィア。フィラデルフィア市役所近くに位置するメロン・インディペンデンス・センタータワーの屋外広告板に掲示された政治広告が目を引いた。これは共和党大統領候補のドナルド・トランプ前大統領陳営のものであった。「フィラデルフィアを含むペンシルベニア全体の雇用を増やす」というトランプ前大統領の公約が示されていた。

ジョー・バイデン大統領の故郷であるスクラントンが属するペンシルベニア州において、トランプ陳営の選挙運動戦略は明確に見えた。バイデン大統領と民主党大統領候補のカマラ・ハリス副大統領を一つにまとめ、過去4年間の彼らの政府の失政を際立たせることであった。トランプ陳営は経済部門の失政を集中して攻撃している。特に世界最大の天然ガス生産地の一つであるペンシルベニアの有権者がシェールガスを掘削する技術の一種である水圧破砕法「フラッキング」を支持する点を考慮し、ハリス陳営を攻撃している。

トランプ陳営は「バイデン政府のフラッキングに対する取り締まりによりガス(ガソリン)とディーゼル価格が史上最高を記録した」とし、ハリス候補を貶めている。これに対する負担からか、フラッキング反対論者であったハリス候補は今回の大統領選挙を前にフラッキング反対を撤回した。

経済と産業部門の失政を執拗に攻撃するトランプ陳営の戦略のためか、ハリス候補に対するペンシルベニアの支持は揺らいでいるように見えた。フィラデルフィア市役所前で出会った20代の黒人青年ラシャさんは「トランプはビジネスマンだ」と言い、「トランプが当選すれば経済を救ってくれる」とトランプ支持の意志を示した。

これに対抗する民主党のハリス陳営の戦略は、ペンシルベニアの投票率を上げることに決まったようである。同日、フィラデルフィア市内のあちこちでハリス陳営が貼り出した「投票しよう」というポスターが目立った。ハリス陳営はこのポスターを米国の進歩政治団体「ムーブオン」(Move On)と共同で制作した。ハリス陳営とムーブオンは、有権者1人あたり最低3人、最大で5人まで投票計画を立て、フィラデルフィア市内全域でハリス候補への投票を呼びかけていた。ペンシルベニアにおいて、ハリス陳営は経済問題よりもトランプ候補の組み分けなどの嫌悪問題を際立たせる様子であった。トランプの政治的屋外広告板の前の交差点で白人のクリスティーナ・ラングさんに誰を支持するか尋ねると、彼女は「ペンシルベニアと危険な我が国のためにハリスを支持する」と短く答え、そのまま歩き続けた。

米独立宣言が発表された歴史的な場所であるペンシルベニアで繰り広げられる接戦の大統領選レースは今や一般化した。したがって、ハリスとトランプはペンシルベニアで集中して演説を続けている。トランプ候補は13日(以下現地時間)ペンシルベニア州モンゴメリー郡で演説を行う。先月5日バトラーでの演説を皮切りに、9日スクラントンとレディングに続き、10月にはペンシルベニアでの4回目の演説となる。

ハリス候補も来る23日(現地時間)、ペンシルベニア州デラウェア郡で開催されるテレビタウンホールミーティングで自らのビジョンを伝える予定である。ペンシルベニアの重要性から、バラク・オバマ前大統領は先月10日ピッツバーグでハリス支持の演説を行った。

一方、2016年の大統領選でドナルド・トランプ前大統領が得票率で1%未満の差で勝利し、ペンシルベニアの選挙人団19人をすべて獲得した。2020年にはバイデン大統領が1.2%を超える得票率で勝利した。今回の大選でも7つの激戦州の中で最も接戦が繰り広げられている。世論調査を行うたびにハリスとトランプの支持率が揺れ動いている。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「トランプの影響か」米外交力が3位に後退、中国は過去最高を記録
  • 宇宙が次のAI工場に、マスクとビッグテックが描く新インフラ競争
  • 「私に触らないで」鋭い質問の直後に起きた出来事、女性記者へ手を伸ばした政治家が波紋呼ぶ
  • 「もはや国家事業か?」北朝鮮ハッカー、今年だけで暗号資産“3,000億円超強奪”で過去最高!
  • 米国民7割が生活不能でも…トランプは“全部バイデン”で逃走
  • 「なぜ固執するのか」米国民の6割が反対、それでもトランプがベネズエラ軍事作戦をやめない理由

こんな記事も読まれています

  • 「差はここまで広がった」テスラと内燃機関車の1年維持費を直比較
  • 規制が消えた隙間で復活論、米市場が再びワゴンを呼ぶ
  • 積雪路で事故が急増する理由、運転者が見落とす「たった一つ」
  • 運転は上手でも防げない、雪と氷が待つ“チェック飛ばし”の落とし穴
  • 「夢は病気でも止まらない」自転車でフランスから中国へ、1万8000キロの証明
  • 「来なかっただけで撃った」80代父が息子の顔を銃撃、米国で何が
  • 「休暇だと信じた先は収容施設だった」母に騙され虐待を受けた英国人少女
  • 「ドローン4000機がブロックに」ドバイで始まった現実版テトリス

こんな記事も読まれています

  • 「差はここまで広がった」テスラと内燃機関車の1年維持費を直比較
  • 規制が消えた隙間で復活論、米市場が再びワゴンを呼ぶ
  • 積雪路で事故が急増する理由、運転者が見落とす「たった一つ」
  • 運転は上手でも防げない、雪と氷が待つ“チェック飛ばし”の落とし穴
  • 「夢は病気でも止まらない」自転車でフランスから中国へ、1万8000キロの証明
  • 「来なかっただけで撃った」80代父が息子の顔を銃撃、米国で何が
  • 「休暇だと信じた先は収容施設だった」母に騙され虐待を受けた英国人少女
  • 「ドローン4000機がブロックに」ドバイで始まった現実版テトリス

おすすめニュース

  • 1
    猫の“ふみふみ”マッサージにうっとり ゴールデンと仲良しコンビが話題

    フォトニュース 

  • 2
    「降格が原因か」名門FCハカのホームが灰に、放火疑惑で衝撃

    気になる 

  • 3
    宇宙が次のAI工場に、マスクとビッグテックが描く新インフラ競争

    IT・テック 

  • 4
    「その靴下まだ履く?」専門家が警告した足の衛生リスク

    健康 

  • 5
    「日本一かわいい新入生」が決まった、成城大1年生が頂点に

    気になる 

話題

  • 1
    「もう世話ができない」79歳男性が老母を殺害、同情論が広がった理由

    気になる 

  • 2
    自然に出るはずだった体内の医療用管が大腸を貫通、高齢男性が切除手術に

    健康 

  • 3
    「差はここまで広がった」テスラと内燃機関車の1年維持費を直比較

    フォトニュース 

  • 4
    会社の水を毎日持ち帰り、電気でバッテリー10個充電 社員の大量無断使用が波紋

    気になる 

  • 5
    「AIとの対話が妄想を加速か」母親殺害でOpenAIが提訴された理由

    気になる 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]