インドネシア東部の火山が噴火し9人が死亡、約1万6000人が避難を強いられる

インドネシア東部スンダ列島の火山が噴火し、9人が死亡した。被害が拡大する中、約1万6000人の住民が避難を余儀なくされている。

5日（現地時間）、アンタラ通信などの報道によると、インドネシア国家防災庁は、東ヌサ・トゥンガラ州フローレス島東部に位置するレウォトビ・ラキラキ山の噴火により、死者が9人に増加したと発表した。

噴火は3日夜に始まってから現在も続いており、火山周辺の村から約1万6000人が避難を強いられている。火山灰は火口から2キロメートル上空にまで噴き上げられ、濃い茶色の高温の火山灰が周辺の村々を襲い、多くの家屋が焼失し、倒壊した。

現地当局の発表によると、今回の噴火による死者は9人、負傷者は63人に達し、2384戸の住宅と25校の校舎が損壊した。国家防災庁のアブドゥル・ムハリ報道官は、救助隊が倒壊した家屋で行方不明者の捜索を続けているため、死者数がさらに増加する可能性があると警告した。