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北朝鮮で「ロシア派兵」への不満拡大か…国家保衛省が異例の監視強化令、幹部からも動揺の声

川田翔平 アクセス  

写真:共同取材団

北朝鮮国家保衛省が最近、平壌で各道保衛局の防諜担当者を対象に2日間の講習を開き、年末までに反スパイ活動を強化するよう指示したと2日に伝えられた。

北朝鮮専門メディア「デイリーNK」は、身元保護を条件に匿名を要求した北朝鮮内部の情報筋の話として「先月20日から2日間、平壌の国家保衛省本部招待所で、各道保衛局の国内防諜部署長を対象とした短期講習が行われた」とし、「この場で、反スパイ闘争を深化させ、革命隊列の純粋性を保障するための各道保衛局の年末業務の方向性が示された」と伝えた。

情報筋によると、今回の講習で国家保衛省は、ロシアとの軍事同盟問題や南北間の緊張激化という情勢に対応し、内部の体制批判勢力と動揺対象者を徹底的に摘発し、革命隊列の団結を強化するよう指示したという。

消息筋は、「ロシア派兵や南北敵対国家規定に関連する国家政策に疑念を抱く者や、不穏な世論の拡散を防ぐため、住民の監視を強化し、関連者を分離・調査する具体的な指示が下された」と伝えた。

さらに、「国家保衛省は秘密情報網を活用して不穏勢力の背後関係を追跡・摘発し、住民の思想逸脱を防ぐため、非公式の監視体制を強化するよう求めた」とし、「住民間の噂を遮断し、内部の不満を抑え込もうとする国家の意志が強く反映された措置だ」と説明した。

また「その過程で政治犯として扱われたり処罰される事例が増加する可能性がある」とし、「今回の短期講習内容を知る幹部たちさえ、不安感を隠せない状況だ」と、最近の平壌など各道の北朝鮮内部の雰囲気を伝えた。

今回の講習を契機に、年末にかけて各道保衛局の住民監視と思想統制活動が一層強化されるとみられ、住民の間で緊張が高まっているという。

北朝鮮は最近、「敵対的二国家論」を掲げ、南北関係断絶の姿勢を示すとともに、国内に公表せずに北朝鮮軍を大規模にロシアの傭兵として投入し、北朝鮮とロシアの関係緊密化を図っている。しかし、これらの情報が北朝鮮国内に広まっているとされる。

これに対し北朝鮮当局は、内部の動揺と国際的孤立という内外の危機感から、体制の不安定要因を事前に封じ込めるための取り締まりを行っていると解釈される。

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