メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

米医療保険大手CEOの銃撃事件、薬莢に残されたメッセージが示す「保険金支払い拒否」の恨み

佐藤美穂 アクセス  

4日午前(現地時間)、米国ニューヨーク市マンハッタンで発生した米最大の健康保険会社ユナイテッドヘルスケア代表の銃撃死事件について、ニューヨーク警察は現場で回収した薬莢に犯人が残したとみられるメッセージを確認し、分析している。事件発生から24時間が経過した現在も犯人の行方は不明だが、警察は犯行動機を示唆する可能性のあるこのメッセージに注目している。

ニューヨーク・タイムズ(NYT)などによると、警察は現場で発見した9mm口径の薬莢の弾道検査を実施中だ。薬莢には「遅延(delay)」、「拒否(deny)」、「防御(defend)」、「供述(depose)」という文字が刻まれていたという。

NYTは「保険会社が患者の請求に対して、保険金支払いを回避する方法を犯人が示唆した可能性がある」と報じている。被害者のブライアン・トムソン氏が代表を務めていたユナイテッドヘルスケアは、これまで保険金請求の拒否をめぐり患者や議会から厳しい批判を受けてきた。10月の上院報告書によると、同社の「急性期後ケア」に対する保険金支払い拒否率は、2020年の10.9%から2022年には22.7%に上昇していたという。医師や病院が治療の必要性を認めても、保険会社が保険適用基準に合致しないと判断すれば、患者が高額な医療費を負担せざるを得ない状況に陥る可能性がある。

これに関連し、米紙ニューヨーク・ポストは、薬莢に刻まれたメッセージが2010年に保険業界を批判して出版された書籍のタイトルに類似していると指摘した。ラトガース大学ロースクール名誉教授のジェイ・フェインマン氏が著した同書のタイトルは「遅延、拒否、防御」で、副題は「保険会社が保険金を支払わない理由とあなたができること」だ。同紙は警察筋の話として「犯人が残したメッセージを調査中」と報じており、保険金不払いへの恨みによる犯行の可能性も視野に入れて捜査が進められているとみられる。

この日、警察は容疑者とみられる人物の写真2枚を公開した。写真はマンハッタンのアッパー・ウエスト・サイドにあるホステルで撮影されたもので、警察は犯人が銃撃前にここに滞在していたと推測している。捜査当局は現時点で犯人の身元を特定できていないとしている。

4日午前6時44分(現地時間)、セントラルパーク近くの「ヒルトンホテル・ニューヨーク・ミッドタウン」前の路上で、投資家会議に出席するためホテルに向かっていたトムソン氏が何者かに銃撃され死亡した。警察は容疑者の写真を公開し、1万ドル(約151万円)の懸賞金をかけるなど、逮捕に向けて総力を挙げている。

佐藤美穂
CP-2023-0299@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「え、沈まないの?」時速20kmで水上を走る“電動自転車”の仕組みとは
  • 「家族を失った10代少年に銃を持たせ」...アフガニスタンの“狂気の公開処刑”に8万人が拍手!
  • 刑務所が“宴会場”に?インド中央刑務所で受刑者パーティー流出、VIP特権とISIS関与が波紋
  • 「母を返す代わりに金を払え」AIアバター広告に怒号、喪失感を商売化する新時代か
  • 「伝説の人間洗濯機復活、価格6000万円の衝撃」東京でついに一般公開か
  • 「反トランプ襲撃をでっち上げ」...事件を捏造した女の末路とは!?

こんな記事も読まれています

  • 「マツダ2、静かな反撃」大改編なしで販売線図が動く、1.5Lが生んだ“逆転シナリオ”
  • ホンダ「反撃の狼煙」米国EV市場でRSXが逆襲へ
  • レクサスとトヨタ、韓国での売上高が急増中!一方、ホンダの現状は?
  • 「これじゃ本当に買えない!」ドイツの検査でテスラが”最多欠陥1・2位”を独占
  • 「ただの疲れ目だと思った」3日後に眼球を奪った“静かに進むがん”の正体が怖すぎる
  • 「豊かになるほど病気になる?」高所得国で乾癬が激増…“清潔すぎて免疫が壊れる”皮肉な現実
  • 交通事故で記憶喪失、まさかの「頭をもう一度ぶつけたら解決」オチ!?
  • 60代から急増、夫婦が“他人より遠くなる瞬間”はどこで訪れるのか

こんな記事も読まれています

  • 「マツダ2、静かな反撃」大改編なしで販売線図が動く、1.5Lが生んだ“逆転シナリオ”
  • ホンダ「反撃の狼煙」米国EV市場でRSXが逆襲へ
  • レクサスとトヨタ、韓国での売上高が急増中!一方、ホンダの現状は?
  • 「これじゃ本当に買えない!」ドイツの検査でテスラが”最多欠陥1・2位”を独占
  • 「ただの疲れ目だと思った」3日後に眼球を奪った“静かに進むがん”の正体が怖すぎる
  • 「豊かになるほど病気になる?」高所得国で乾癬が激増…“清潔すぎて免疫が壊れる”皮肉な現実
  • 交通事故で記憶喪失、まさかの「頭をもう一度ぶつけたら解決」オチ!?
  • 60代から急増、夫婦が“他人より遠くなる瞬間”はどこで訪れるのか

おすすめニュース

  • 1
    レクサスとトヨタ、韓国での売上高が急増中!一方、ホンダの現状は?

    フォトニュース 

  • 2
    「え、沈まないの?」時速20kmで水上を走る“電動自転車”の仕組みとは

    IT・テック 

  • 3
    「これじゃ本当に買えない!」ドイツの検査でテスラが"最多欠陥1・2位"を独占

    フォトニュース 

  • 4
    「車内から“見知らぬ遺体”」台湾の男性が運転中に遭遇した異様な瞬間、バンで何が起きたのか

    気になる 

  • 5
    タクシー運転手の胸を触り首を絞めた男、車奪取し逃走

    気になる 

話題

  • 1
    中国老母が告白「二人の娘を頼れない」ネット求人の真意とは

    気になる 

  • 2
    「愛情キスが命を奪うことがある」2歳女児の急変、専門家の警告にSNS騒然

    健康 

  • 3
    「50年間ありがとう」…沖縄のアイドル、イルカの“オキちゃん”永眠 世界最長飼育記録に

    トレンド 

  • 4
    「女性の足を見ると興奮」...女性の足に53回も接触した男、“軽すぎる判決”に世間は納得せず

    トレンド 

  • 5
    「世界が二度見した」ロレックスを“ホイール化”したロールスロイス、宝石商の狂気の発想

    フォトニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]