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【NY株式市場】テスラ、アルファベット、エヌビディアが株価を押し上げ!ナスダック史上初の2万ポイント突破

川田翔平 アクセス  

引用:UPI 通信
引用:UPI 通信

11日のニューヨーク株式市場で、ナスダックが史上初めて2万ポイントを突破した。米消費者物価指数(CPI)が予想を上回らなかったことで、18日に予定されているFRB(連邦準備制度理事会)の0.25%ポイント利下げが確実視されたことが、投資家の買い意欲を後押しした。

この日の上昇は、テスラやアルファベット、エヌビディアといったハイテク株が主導した。特にテスラとアルファベットは5%以上上昇し、エヌビディアも3%以上値を上げた。

ナスダック、史上初の2万ポイント突破

ハイテク株中心のナスダックは、史上初めて2万ポイントを突破した。ナスダックは取引中に2万55.93ポイントまで上昇し、最終的には、前日比347.65ポイント(1.77%)急騰の2万34.89ポイントで取引を終えた。

S&P500も一時的に6,092.59ポイントに達し、過去最高値を上回る場面があったが、最終的には49.28ポイント(0.82%)高の6,084.19ポイントで取引を終えた。新高値更新には至らなかったものの、上昇基調を維持している。

一方、ダウ平均は、前日比99.27ポイント(0.22%)安の4万4,148.56ポイントで取引を終えた。ユナイテッドヘルス・グループが5.6%急落したことが、ダウの重しとなった。

テスラ・アルファベット・メタが過去最高値更新

ドナルド・トランプ次期大統領の勝利を追い風に、テスラ株が連日で急騰した。イーロン・マスクCEOの大胆な戦略が成功し、その余波を受けたテスラ株は23.78ドル(5.93%・約3,627円)高の424.77ドル(約6万4,800円)で取引を終えた。2021年11月4日の最高値を更新し、史上最高値を記録した。

特に取引終盤には買いが集まり、上昇幅が一段と拡大した。テスラは6日にトランプ次期大統領の勝利が確定して以降、株価が68.9%も上昇しており、年初来では71%の上昇率を達成している。

アルファベットもまた、この日株価が急騰し、史上最高値を更新した。量子コンピュータ分野での技術革新を背景に、この日はAIモデル「ジェミナイ2.0」の発表や、AIエージェント「ユニバーサルアシスタント」の計画が株価をさらに押し上げた。アルファベットは10.18ドル(5.46%・約1,553円)高の196.71ドル(約3万円)で取引を終えた。今月だけで株価は15.4%上昇しており、4日連続で上昇を記録した。

一方、エヌビディアは5日間続いた下落から反発し、4.24ドル(3.14%・約646円)高の139.31ドル(約2万1,252円)で取引を終えた。

メタ・プラットフォームズも過去最高株価を更新した。メタは13.36ドル(2.16%・約2,038円)高の632.68ドル(約9万6,477円)で取引を終えた。6日に記録した623.77ドル(約9万5,119円)を上回り、過去最高値を更新した。

国際原油価格、3日連続で上昇

国際原油価格は3日連続で上昇した。この日は特に上昇幅が顕著だった。アメリカとヨーロッパがロシア産石油の輸出規制をさらに強化する方針を示したことで、供給懸念が広がったためだ。報道によれば、ジョー・バイデン政権はロシア原油の海外購入者を新たに制裁対象に含める案を検討しているという。

また、欧州連合(EU)は、ロシアの石油を輸出する「シャドーフリート」の船舶45隻を制裁対象に追加する計画を発表した。これを受け、国際原油価格の指標となるブレント原油の2月渡しは、前日比1.33ドル(1.84%・約202円)高の1バレル当たり73.52ドル(約1万1,211円)で引けた。

米国指標であるWTI原油先物も2.5%急騰し、先月22日以来初めて1バレル当たり70ドル(約1万674円)を突破した。WTIの1月渡しは1.70ドル(2.48%・約259円)高の1バレル当たり70.29ドル(約1万718円)で取引を終えた。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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