「若者の入り口」使い捨て電子タバコ、EU初の全面禁止へ…ベルギーが2025年から実施、その理由とは

ベルギーが欧州連合（EU）で初めて2025年から使い捨て電子タバコの販売を禁止する。

30日（現地時間）、「AFP通信」によると、ベルギーは国家禁煙計画の一環として2025年1月1日から使い捨て電子タバコの販売を禁止する。EUは2040年末までに「タバコのない世代」の実現を目指しており、27のEU加盟国の喫煙者率を現在の約25%から5%未満に減少させる方針である。

2023年のEUの調査によると、大半の喫煙者は依然として再利用可能な電子タバコを選択しているが、15歳から24歳の若者は使い捨て電子タバコを好む傾向にあるという。使い捨て電子タバコはリンゴ、スイカ、コーラなどの刺激的な味を提供している。

電子タバコは従来のタバコより有害性が低いと宣伝されることが多く、華やかなパッケージや魅力的な味、指に臭いが残らないという特徴で若年層を引き付けている。手頃な価格も若者に選ばれる理由の一つだ。

しかし、フランスとベルギーの保健当局は、依存性の高いニコチンを長期間吸引することは特に青少年の脳に有害で、薬物乱用の原因になる可能性があると警告している。結果的に、電子タバコが従来のタバコを始めるきっかけになることを懸念している。

また、専門家は充電式電子タバコが6〜7カ月間使用されるのに対し、使い捨て電子タバコは購入後5日以内に廃棄されるため、環境への脅威となると指摘している。