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ロシア、ウクライナ侵攻後の制裁を受けAI技術開発に苦戦…プーチン大統領が中国との協力強化を指示

荒巻俊 アクセス  

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は1日(現地時間)、ロシア政府とロシア最大の国営銀行であるスベルバンクに対し、中国との人工知能(AI)分野で協力を深めるよう指示した。

ロイター通信によると、プーチン大統領のこの指示はクレムリンのウェブサイトにも掲載された。

プーチン大統領はスベルバンクに対し、AI技術の技術研究開発において、中国との更なる協力を推進するよう求めた。

ロシアは、ウクライナ侵攻後の西側諸国による制裁により、AI技術開発に不可欠な半導体の輸入が制限されている状態である。

スベルバンク最高経営責任者(CEO)のゲルマン・グレフ氏は2023年、AI開発を支えるグラフィックス処理装置(GPU)の調達が困難であることを認めていた。

こうした状況下で、ロシアは非西側諸国との協力を通じ、AI分野で米国の覇権に挑戦しようとしているとロイターは報じている。

プーチン大統領は昨年12月、BRICS諸国のAI専門家を一堂に集め、協力体制を構築する意向を示していた。

英国のデータ分析会社トータス・メディアが昨年発表した2024年グローバルAIインデックスによると、ロシアはAIの実装、革新、投資部門で83か国中31位となった。これは米国(1位)、中国(2位)、インド(10位)に後れを取る結果となっている。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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