メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

アメリカ、日本のコメに「700%関税」を提起…貿易戦争が新たな局面に 日本政府の対応は?

荒巻俊 アクセス  

引用:ロイター通信
引用:ロイター通信

米ホワイトハウスが日本のコメの関税に言及し、米国が相互関税を課す過程で日本の穀物関税が標的となる可能性が高まった。

12日(現地時間)ブルームバーグによると、ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は前日、記者団に対し日本がコメに700%の関税を課していることを強調した。レビット氏はインドやEUを含む国々の関税率表を示し、日本が米国から輸入する牛肉や乳製品に適用される関税率を指摘した。

日本など米国の主要貿易相手国は、ここ数日間トランプ関税の直接的な標的を回避する方策を探るため、ワシントンを訪れている。経済産業大臣の武藤容治氏は今週初め、ハワード・ラトニック米商務長官と会談したが、関税の適用除外を確保する試みは不調に終わった。

内閣官房長官の林芳正氏は12日の記者会見で、コメの700%関税に関する質問に対し「米国当局者の個々の発言についてコメントは控え、米側と引き続き協議を行う」と述べた。日本のコメの関税は、最近の国内コメ不足による価格高騰を背景に、消費者の間で不満が高まっている。

これまで日本は国内生産保護のため、コメ輸入に高率関税を維持してきた。ただし、日本政府が国家管理貿易の枠組みで輸入するコメには関税がかからない。この枠組みでの購入量は77万トンに制限されている。民間貿易で輸入されるコメには1キログラムあたり341円の税金が課される。財務省の資料によると、2022年度に日本は政府枠組みを通じて67万5,000トン、民間貿易で773トンのコメを輸入した。2023年に日本政府が輸入したコメの約半分は米国産だ。

農林水産省の関係者は、700%という関税率は、日本政府が公式に発表した数字ではないと述べた。政策研究大学院大学の川崎研一教授によると、日本の米国産コメに対する実効関税率は約204%だという。

700%というコメ関税率の主張は、2015年の日本政府文書に由来する可能性がある。この文書では、民間コメ輸入に対する関税率を778%と明記し、脚注でこの数値が1999〜2001年のコメ価格を基準に算出されたと記載している。

2017年に米国がTPP協定から離脱した後、当時の安倍晋三前首相はトランプ大統領と二国間貿易協定を交渉した。この協定で米国は無税枠での米国産コメ輸入量の拡大を目指した。しかし安倍前首相はこれを退け、2019年にコメ関税を維持する代わりに牛肉や豚肉など、他の米国産農産物の関税引き下げで妥協した。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「韓国、一つの中国を支持する」電子入国で‟中国(台湾)”表記に台湾が猛反発…中国「問題ない」
  • 「米国防総省が全軍をAI化」Google『Gemini』全面導入で“戦争の形”が変わる衝撃
  • 「中国でロボタクシー初の重大事故!」市民が車の“下敷き”になって重傷...“規制強化の波”到来か
  • 「ロシア本土が破られた!」ロシア軍“主力ヘリ”がAI激安ドローンに落ちた…戦況を覆す“7000倍の屈辱”
  • FRB利下げにパウエルの“ハト派宣言”が重なりNY市場が爆発高…S&P500は史上最高値へ
  • 「子供のSNS中毒を断ち切れ!」豪州が”16歳未満”のSNS利用を制限、違反で最大“51億円”罰金

こんな記事も読まれています

  • トヨタV8の最終進化か…2000GTとLFAが震えた新型GR GTの“禁断ハイブリッド”
  • ほぼ全ドライバーが知らない“長押しだけで生還できる”非常操作
  • 「日本の最後の砦が揺れた」中国がガソリン車まで奪取へ…2025年は逆転元年か
  • 「脱出“ゼロ秒”の罠」電動ドアが沈黙、炎上モデル3が示したEV最大の死角
  • 「日本をナメてるのか!?」中国戦闘機の“異常レーダー照射”に日本政府が断固抗議!
  • 「トランプ大統領、史上最大級タンカーを拿捕」…空母投入で高まる“ベネズエラ衝突”の現実味
  • 「FRB内部が真っ二つに割れた」…0.25%利下げの裏で進む物価高と雇用悪化の‟危険な衝突”
  • 「ロシア同盟国の狡猾作戦!」ベラルーシの気球が“領空侵害”、リトアニアは“国家非常事態”宣言

こんな記事も読まれています

  • トヨタV8の最終進化か…2000GTとLFAが震えた新型GR GTの“禁断ハイブリッド”
  • ほぼ全ドライバーが知らない“長押しだけで生還できる”非常操作
  • 「日本の最後の砦が揺れた」中国がガソリン車まで奪取へ…2025年は逆転元年か
  • 「脱出“ゼロ秒”の罠」電動ドアが沈黙、炎上モデル3が示したEV最大の死角
  • 「日本をナメてるのか!?」中国戦闘機の“異常レーダー照射”に日本政府が断固抗議!
  • 「トランプ大統領、史上最大級タンカーを拿捕」…空母投入で高まる“ベネズエラ衝突”の現実味
  • 「FRB内部が真っ二つに割れた」…0.25%利下げの裏で進む物価高と雇用悪化の‟危険な衝突”
  • 「ロシア同盟国の狡猾作戦!」ベラルーシの気球が“領空侵害”、リトアニアは“国家非常事態”宣言

おすすめニュース

  • 1
    「もう寒くないよ」母に捨てられた子猫たちを一晩中抱き締めて守った野良犬に世界が感動!

    フォトニュース 

  • 2
    この男、真冬でも半袖で過ごす…愛犬たちが形成した“暖房ネットワーク”の圧倒的威力にSNSが沸騰!

    フォトニュース 

  • 3
    中国人×中国人=金髪碧眼!? その理由はまさか…?

    トレンド 

  • 4
    元妻がしてくれた“あの助け”が恋しい…離婚男性が再婚の必要性を痛感する瞬間とは

    トレンド 

  • 5
    「宇宙船なのか!」太陽系を横切る“正体不明の訪問者”についてNASAがついに回答

    トレンド 

話題

  • 1
    「えっ、学食がまずいって?」娘の一言で…父親が仕事を辞めて屋台を始めた感動エピソード

    トレンド 

  • 2
    サンタ姿で“毒飴”を配ろうとした男、標的はユダヤ人児童だった

    トレンド 

  • 3
    「母を殺させて王座奪取」寄生アリの“完璧なクーデター” 九大研究が暴いた支配の真相

    トレンド 

  • 4
    「口が閉じたまま」排水剤誤飲の18ヶ月児 唇癒着の衝撃症状

    トレンド 

  • 5
    「食べた瞬間から異変」独家族3人死亡 トルコ名物フードに“致死疑惑”、警察が4人拘束

    トレンド 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]