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パイネットワーク、1ドルを突破できるのか?2FA導入でセキュリティ強化が進む一方、売り圧力で23%急落…今後の価格予測

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パイネットワーク(Pi Network)は18日(現地時間)、ウォレットのセキュリティ強化のため、二段階認証(2FA)を導入した。

引用:Facebook
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この措置は、暗号資産パイコイン(PI)のメインネット移行を円滑に進めるためのものであり、パイコイン保有者全員に必須となる。

発表後、パイコイン価格は1ドル(約149円)の主要支持線で反発し、一時的に回復したが、その後再び下落した。

パイネットワークの中核チームは、2FAの導入によりパイコインをマイニングしたユーザーのセキュリティが強化されると説明している。

最近メインネットへ移行したものの、まだ14日間の保留期間中であるユーザーは、必ず2FAを完了する必要がある。2FAプロセスを完了できない場合、パイネットワークは該当ユーザーのパイコインを安全にマイニングアプリに戻すと明らかにした。一方、2FAが無事に完了すれば、ユーザーの残高は損失なくメインネットに再移行される。

パイネットワークは公式発表で「2FAとPI返還機能は、ユーザーのパイコインとアカウントを最大限保護するための措置だ。ブロックチェーン取引は変更不可能であり、PIウォレットは非カストディ型であるため、これらのセキュリティ対策によってパイコインが正当なウォレット所有者に確実に送信される」と説明した。

直近1週間、パイコインは激しい売り圧力にさらされ、週間ベースで23%下落した。時価総額が80億ドル(約1兆1,964億3,403万円)を下回り、仮想通貨市場での順位は11位から17位に後退した。

コインゲイプなどによると、パイコインの短期価格動向を分析した結果、対称三角形パターン(symmetrical triangle pattern)が形成されており、近く価格の方向性が決まる可能性が高いとされる。

上昇シナリオ:パイコインが1.2ドル(約179円)の主要抵抗線を突破すれば、短期的に1.25〜1.30ドル(約186〜194円)まで上昇する可能性がある。さらに、強い買い圧力が続けば、さらなる上昇も見込まれる。

下落シナリオ:パイコインが抵抗線を突破できず、1.10ドル(約164円)を下回った場合、1.02〜1.05ドル(約152〜157円)まで下落する恐れがある。

一方、パイコインは大規模なトークン解除(token unlock)イベントの影響で価格変動が激しくなっている。

PiScanのデータによると、今月約1億2,900万個のパイコインが解除される予定であり、これは約1億7,500万ドル(約261億7,376万4,002円)相当となる。

こうした大規模な解除は売り圧力を増大させ、価格下落を招く可能性がある。投資家の間では、パイコインが1ドルを割り込む可能性への懸念が高まっている。

また、パイコインの主要取引所への上場の遅れも、市場の不確実性を助長している。現時点で、バイナンスはパイコイン上場計画を公式に発表しておらず、投資家は市場の憶測と不安の中で動いている状況だ。

パイネットワークの2FA導入は、セキュリティ強化に向けた前向きな措置だが、大規模トークン解除や取引所上場の可否が、パイコインの今後の価格動向を左右する重要な要因となりそうだ。

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