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ロシア、部分的停戦の条件として「制裁解除」を強く要求…一方EUは「ウクライナ撤退」が先決と強く反発

荒巻俊 アクセス  

引用:ロイター通信
引用:ロイター通信

米国の仲介で実現したロシアとウクライナ間の部分的停戦の和解について、ロシアは停戦の前提条件として「制裁解除」を強く求めている。欧州連合(EU)はロシアの要求に線を引き、ウクライナからの撤退が先決だとの立場を明確にした。ロシアとウクライナの部分的な停戦協定が実際に履行されるまでには多くの障害が予想される。

26日(現地時間) 海外メディア によると、EUのアニータ・ヒッパー報道官(外交安全保障政策担当)は声明で「ウクライナにおけるロシアの挑発的で不当な侵略を終わらせ、すべてのロシア軍を無条件に撤退させることが制裁解除の前提条件だ」と述べた。ヒッパー報道官は「アメリカとウクライナ間の部分的停戦の和解を歓迎する」としつつ、「ロシアは不法かつ正当化できない侵略戦争を終結させる真の政治的意思を示す必要がある」と強調した。

前日、米国、ロシア、ウクライナは三者協定を通じ、ロシアとウクライナが黒海での戦闘を停止し、エネルギーインフラへの相互攻撃を30日間中断することで和解した。しかし、ロシアは部分的な停戦実施の条件として、農産物や肥料の輸出に対する西側の制裁解除が優先されるべきだと主張した。これに対し米国は支援の意向を示した。

ロシアがウクライナやヨーロッパにとって受け入れがたい条件を掲げ、意図的に停戦を遅らせているとの指摘もある。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「トランプ米大統領もロシアが故意に停戦交渉を引き延ばしている可能性を認めた」と報じた。トランプ大統領は前日、米メディアとのインタビューで「クレムリンが停戦交渉を引き延ばしている可能性がある」と述べ、自身が推進した停戦及び終戦の和解に支障が生じたことを部分的に認めた。BBCによると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアに停戦を履行させるため、対ロシア圧力の強化を米国に要請した。

EUがロシアの要求を受け入れる可能性は低い。ロシアが言及した制裁の多くはEUの措置に関連しており、制裁レベルを下げるにはEU27か国全ての同意が必要だ。EUは昨年7月からロシアとベラルーシ産の多くの穀物、農産物に事実上の懲罰的関税を課している。直接的な制裁ではないが、実質的に輸入禁止を狙ったものだ。銀行決済など16回にわたる対ロシア制裁を採択し実施している。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は同日の夕方、エリゼ宮殿でゼレンスキー大統領と会談後、記者会見を開き、20億ユーロ(約3,233億5,381万円)の追加軍事支援を提供すると発表した。また、30日間の停戦案にロシアも同意すべきだと重ねて強調した。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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