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2025年05月15日木曜日
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【株式情報】アップル超えたNVIDIA、AIバブル再燃か?株価&時価総額が急伸

エヌビディア株急騰、時価総額3兆3,000億ドル突破…アップル抜き世界2位に

人工知能(AI)米半導体大手エヌビディアの株価が4%超上昇し、過去5日間で約15%上昇したと、ヤフーファイナンスなど海外メディアが14日(現地時間)に報じた。

同日、ニューヨーク市場でエヌビディアの株価は前日比4.16%高の135.34ドル(約1万9,758円)を記録。これにより時価総額も3兆3,020億ドル(約482兆611億4,147万円)に膨らみ、アップルを抜いて時価総額2位に浮上した。時価総額1位のマイクロソフト(MS)との時価総額の差はわずか640億ドル(約9兆3,434億189万円)にまで縮まっている。

引用:ZDNetKorea
引用:ZDNetKorea

この日の株価上昇は、13日にドナルド・トランプ大統領が出席した「サウジアラビア・米投資フォーラム」で、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が率いるAI企業「ヒューマン」にエヌビディアが最新AIチップを大量供給することに合意したことが背景にあるとみられる。

13日、エヌビディアのCEOのジェンスン・フアン氏は、今後5年間で「GB300ブラックウェル」と呼ばれる最新AIチップをヒューマンに1万8,000個以上販売する予定だと明かした。これらのチップは、サウジアラビアに建設予定の500MW(メガワット)級データセンターに搭載される予定だという。ヒューマンは9,250億ドル(約135兆262億1,949万円)規模のサウジアラビア国富ファンドが所有しており、同国皇太子が会長職を務めている。

引用:ウィキメディア・コモンズ
引用:ウィキメディア・コモンズ

バンク・オブ・アメリカ(BoA)は、この取引の価値を約70億ドル(約1兆218億2,003万円)と試算している。エヌビディアの目標株価を150ドル(約2万1,896円)から160ドル(約2万3,355円)へ引き上げた。BoAは「エヌビディアとAMDは、サウジアラビアが最近進めるAIインフラ契約から最大の恩恵を受ける銘柄になるだろう」と予測している。

また、13日付のブルームバーグ報道によると、米国がサウジアラビアおよびアラブ首長国連邦(UAE)に対して、エヌビディアやAMDなどの米企業の先端AIチップをさらに購入できるようにするための合意案を公表する予定だという。

引用:ZDNetKorea
引用:ZDNetKorea

AMDもヒューマンに対してチップを供給することが決定した。AMDの契約規模は100億ドル(約1兆4,597億4,291万円)に達する見通しだ。バーンスタインのアナリスト、ステイシー・ラスゴン氏は、「今回の動きはAIハードウェアへの需要の好材料」であり、「AI分野における設備投資の持続性を懸念する投資家にとって、サウジアラビアという巨大な資金力を持つ顧客が現れた」と指摘した。

この日、AMDの株価は4.68%上昇し、117.72ドル(約1万7,183円)で取引を終えた。終値ベースでは2月4日に119.50ドル(約1万7,442円)以来の高値を記録した。

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