米証券取引委員会(SEC)が最近、リップル(XRP)、カルダノ(ADA)、ソラナ(SOL)、ステラ(XLM)をナスダック・クリプト米国決済価格指数(Nasdaq Crypto US Settlement Price Index)に組み入れたことを受け、XRPをはじめとする主要アルトコインの価格が上昇傾向を示している。

この決定は、暗号資産市場全体において、ETF承認への期待をを一段と高める契機となっている。
特にXRPは、ETF関連の議論が本格化して以来、継続的に注目を集めてきた銘柄だ。今回の措置により、機関投資家によるアクセスがさらに向上すると見込まれている。
8日付のザ・コインリパブリックなどの報道によると、ナスダックは指数の再編を通じて、これらの資産が今後、暗号資産ベースの投資商品のベンチマーク資産として活用される可能性があると明らかにした。
これは、価格の流動性と安定性において一定の基準を満たしたことを意味する。既存のビットコインとイーサリウムに加え、主要アルトコインも制度内の投資商品に組み込まれる基盤が整ったと言える。
XRPの価格見通しに関する技術的分析も注目を集めている。
暗号資産アナリストのイーグラグ・クリプト氏(Egrag Crypto)は、XRPが過去に見られた周期的な上昇パターンを再び示し始めたと主張している。
同氏は、XRPが現在サイクル3の第二段階に入ったと説明した。以前のサイクルでは0.01ドル(約1円)未満から3.50ドル(約506円)まで上昇したことを指摘した。
さらに、7月にはXRPが強い上昇傾向を示す可能性を示唆し、フィボナッチ拡張線を根拠に価格目標を27〜39ドルに設定し、「現在の価格に対して2,500%以上の上昇余地がある」との見方を示した。
もちろん、これは技術的分析に基づく予測であり、確定的な結果を保証するものではない。しかし、ETF承認という外部要因と相まって、市場の期待感が高まっている状況だ。