22日午後（現地時間）、米国によるイランの核施設空爆を受け、中東地域の緊張が急激に高まる中、国連安全保障理事会（安保理）は緊急会合を招集する。
国連によれば、この会合はイラン政府の要請によるもので、同日午後3時からニューヨークの国連本部で公式形式の会議として開催される予定だ。会合では、米国が実施したイラン核施設への攻撃が主な議題となる見通しだ。
これに先立ち、イランのアッバス・アラグチ外相は米国の行動を強く批判。「安保理常任理事国である米国が、平和利用中の核施設を標的にしたのは、国連憲章、国際法、そして核不拡散条約（NPT）に対する深刻な違反だ」と訴えた。
さらにアントニオ・グテーレス国連事務総長も空爆報道を受けて、「地域を崖っぷちに追い込む極めて危険なエスカレーションであり、国際平和と安全保障への直接的な脅威だ」と強い懸念を表明した。