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2025年06月26日木曜日
ホームニュース「イランのミサイルが底を突いた?」"強力な報復"を予告も発射されたのは1発のみ…米の核施設攻撃の影響か

「イランのミサイルが底を突いた?」”強力な報復”を予告も発射されたのは1発のみ…米の核施設攻撃の影響か

引用:ハメネイ師のXアカウント
引用:ハメネイ師のXアカウント

22日(現地時間)、イスラエルと共にイランの核施設を空爆したアメリカの攻撃を受けて、イランは「強力な報復」を予告していた。しかし翌日、実際にイスラエルに向けて発射されたミサイルはわずか1発で、その1発もイスラエルの誇る防空システムによって撃墜されたことが明らかになった。これを受け、イランの中・長距離ミサイルの在庫が底を突きつつあるのではないかという見方も出ている。

米軍の空爆の翌日である23日、イランの最高指導者ハメネイ師は自身のSNS「X」に、「シオニストの敵(イランがイスラエルを指す際によく用いる表現)が重大な過ちを犯し、許されざる犯罪を行った」、「報復を受けるべきであり、今まさにその報復を受けている」と投稿した。これはアメリカによるイラン核施設攻撃後、ハメネイ師が初めて公式に反応したものだったが、米国への直接的な言及はなかった。

実際にイランが行ったイスラエルへの報復攻撃は、ミサイル1発のみだったとされる。このミサイルにより、最大都市テルアビブを含むイスラエル中部全域に警報が鳴り響き、深夜3時には数百万人の住民が防空壕に避難した。しかし、発射されたミサイルはイスラエル軍の防空システムによって撃墜され、被害や負傷者は出なかった。

一方でアメリカは、イランによる報復を警戒し、同日、イラクやレバノンなど中東地域に駐在する外交官とその家族に対し、退避命令を出した。また、米国務省は「国外にいる米国市民を対象にした抗議活動が発生する可能性がある」として、世界各地にいる米国民に対し警戒を呼びかけた。

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