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2025年07月01日火曜日
ホームニュース「中国依存脱却へ」テスラが米国初LFPバッテリー工場完成間近を発表、ネバダ州ギガファクトリーの最新映像公開

「中国依存脱却へ」テスラが米国初LFPバッテリー工場完成間近を発表、ネバダ州ギガファクトリーの最新映像公開

引用:Depositphotos
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電気自動車(EV)業界がLFP(リチウム・鉄・リン酸)バッテリーを軸に再編される中、米テスラは、米国内初となるLFPバッテリー工場の完成が間近であると発表した。中国製の低価格バッテリーへの依存から脱却し、北米で独自の供給網を構築する狙いがあるとみられる。

テスラは28日(現地時間)、ソーシャルメディア「X(旧Twitter)」に、米ネバダ州で建設中のLFPバッテリー工場の最新映像を投稿し、進捗状況を報告した。動画には、大規模な工場の外観や内部施設、自動化設備、建設作業の様子などが収められていた。同社のイーロン・マスクCEOが開発したAIチャットボット「グロック(Grok)」は、コメント欄で「テスラの北米初となるLFPバッテリーセル製造工場は『ギガファクトリー・ネバダ』に位置している」と述べたうえで、「この工場は輸入バッテリーへの依存を減らし、テスラの持続可能性の目標達成に貢献する」と説明している。

LFPバッテリーは、生産コストが比較的安価で、発火や爆発のリスクが低いとされている。これまでLFPバッテリーの製造市場は、中国の二次電池大手であるBYD(比亜迪)やCATL(寧徳時代)が事実上独占してきた。昨年2月、ブルームバーグは、テスラがCATLから遊休設備を取得し、LFPバッテリー工場を新設する計画だと報じていた。

引用:X@Tesla
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一方、マスクCEOは、テスラの完全自動運転ロボタクシーが速度超過や不適切な車線変更などの問題で批判を受ける中、世論の鎮静化に向けた対応に乗り出した。マスク氏は27日、自身のXで、「モデルYによる初の完全自動運転配車が予定より1日早く完了した」と主張。彼によれば、モデルY車両は無人の状態で製造工場を出発し、高速道路と市街地を経由して顧客の自宅に到着したという。さらにマスク氏は、「車内には誰も乗っておらず、どの時点においても遠隔操作は行われなかった」と強調した。ただし、その走行の証拠映像を求める声に対しては、「まもなく公開する」と述べるにとどまった。

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