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【ハシナ派が暴走】亡命元首相の地元で怒り爆発、装甲車投入でも収まらず4人死亡、抗議は全国に拡大の様相

望月博樹 アクセス  

引用:ニューシス
引用:ニューシス

2024年に首相が抗議活動を受けインドへ亡命し、与党が活動禁止となったバングラデシュで、再び流血の恐れが高まっている。

バングラデシュでは同年8月、市民の抗議を受けインドに亡命したシェイク・ハシナ前首相の支持者と治安部隊が16日に衝突し、少なくとも4人が死亡、数十人が負傷したと病院関係者と現地メディアが伝えた。抗議活動は、ハシナ前首相に対する欠席裁判が進行する中で発生した。

反ハシナ勢力が、ハシナ前首相の先祖の故郷であり与党アワミ連盟の拠点でもあるゴパルガンジ県への行進を発表し、抗議は拡大した。

当局は同地域に夜間外出禁止令を発令した。ハシナ前首相追放から11カ月が経過したバングラデシュは、混乱と暴徒による制御不能な暴力に覆われているとAP通信は17日に伝えた。

16日の衝突は、暫定政府が悪化する治安を抑えきれず、バングラデシュ国内の深刻な分断を浮き彫りにしたと通信は伝えた。テレビ映像には、ハシナ前首相の支持者が警察を棍棒で攻撃し、車両に放火する様子が映された。

衝突は、反ハシナ派の学生が主導する国民市民党の指導者らを乗せた車両が蜂起記念行事に到着した際に発生した。指導部は警察署長の事務所に避難し、軍兵士らが装甲車で警護する様子が映し出された。

国立病院幹部ジビテシュ・ビスワス氏は記者団に、少なくとも3人の遺体が搬送されたと明らかにした。英字紙「デイリー・スター」は死者は4人と報じた。

アワミ連盟は5月に活動を禁止されたが、X(旧:Twitter)で複数の声明を発表し、暴力を非難するとともに死傷者発生について暫定政府を批判した。

学生指導者ナヒド・イスラム氏は、ゴパルガンジでの暴力に関与した者の逮捕を当局に24時間以内に要求し、17日に隣接するファリドプールで新たな抗議を行う可能性を示唆した。右翼政党ジャマーテ・イスラミは学生主導政党への攻撃を非難し、17日に全県と主要都市で全国規模の抗議活動を実施すると発表した。

暫定政府への批判者らは、ムハンマド・ユヌス暫定大統領がハシナ前首相退陣後の秩序確立を掲げたものの、国内の二極化により国民和解への期待は低下していると警告した。状況が改善されなければ、民主主義への平和的移行は阻まれる恐れがあると指摘した。

ノーベル平和賞受賞者ユヌス氏は、2024年にハシナ前首相のインド亡命から3日後に英国から帰国し、混乱収拾にあたった。

ゴパルガンジは、ハシナ前首相の父で独立指導者・初代首相のシェイク・ムジブル・ラーマン氏の墓所がある政治的に敏感な地域とされる。

国民市民党は7月初め、「国家再建のための7月行進」に着手し、新たな政治勢力としての地位確立を目指して全国で行進を実施すると表明した。

バングラデシュの政治は、ハシナ前首相率いるアワミ連盟と、カレダ・ジア元首相率いるバングラデシュ民族主義党(BNP)の二大政党によって支配されてきた。アワミ連盟が不在となる中、政権奪取を狙うBNPは16日の暴力事態について沈黙を続けている。

望月博樹
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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