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イスラエル軍、食糧待ちのパレスチナ住民に発砲し死亡者多数…「標的にしたわけではない」と反論

有馬侑之介 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

イスラエル軍が20日(現地時間)、ガザ地区で国連の救援食糧を待つパレスチナ住民に発砲し、73人が死亡したとガザ地区の保健省が発表した。今月21カ月目と戦争が長引いているガザ地区は廃墟と化し、飢餓危機が一層深刻化している。

ロイター通信によると、ガザ地区の保健省は同日、北部地域で国連救援物資を待つ住民少なくとも67人が死亡し、南部の別の配給所付近でも6人が死亡したと伝えた。前日にも救援食糧を待つ住民36人が死亡するなど、類似の惨事が繰り返されている。

イスラエル軍は「数千人が殺到した現場で警告射撃を行った」と主張し、実際の死傷者数は誇張されていると反論した。さらに「人道支援トラックを意図的に標的にしたわけではない」と弁明した。

しかし、国連世界食糧計画(WFP)は同日、25台分の食糧トラックがガザに到着した直後、飢えた群衆が殺到し、彼らに銃撃が加えられたと発表した。WFPは声明で「民間人を標的としたあらゆる暴力は許されない」と非難した。

ガザ地区の保健省は同日、イスラエルの銃撃および空爆により計88人が死亡したと発表した。

飢餓危機の深刻化…「病院は飢餓患者であふれている」

戦争が長期化し、イスラエル軍の空爆が続く中、飢餓危機も悪化している。ガザ地区の保健省は「栄養失調で衰弱した数百人が飢餓により即座に死亡する危険にさらされている」と警告した。

国連も緊急声明を出し、「民間人が餓死している」とし、即時かつ大規模な救援物資の投入が必要だと訴えた。

ガザ住民は小麦粉などの基本的な食糧すら入手できないと訴えており、ガザ地区の保健省によると、これまでに栄養失調で死亡した子どもは71人、約60,000人が関連症状を患っている。

過去24時間でも飢餓による死者が18人報告された。食料品価格は急騰し、ほとんどの住民が手に入れられない水準に達している。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、イスラエルが食糧トラックの進入を阻止しているとし、「現在、ガザ全域の人口が3カ月間生き延びられる食糧が確保されているが、搬入許可が得られていない」と明らかにした。

これに対し、イスラエル軍は「ガザ地区への人道支援の提供は最優先事項であり、国際社会と協力して支援している」と述べた。

一部では、イスラエル側のこうした圧力がハマスに交渉で譲歩を促す意図があるとの分析も出ている。

現在、イスラエルとハマスはカタールのドーハで間接接触を通じて、60日間の停戦と人質交換のための交渉を進めているが、明確な進展はない。

この戦争は2023年10月7日、ハマス主導の武装勢力がイスラエルを奇襲攻撃し、1,200人を殺害、251人を人質に取ったことで始まった。その後のイスラエルの報復作戦により、これまでに58,000人以上のパレスチナ人が死亡し、ガザ地区の住民のほとんどが生活の基盤を失った。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

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