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英、中露の脅威に対抗…17年ぶりに米国の”戦術核兵器”を再配備か、NATOの新たな防衛戦略に

有馬侑之介 アクセス  

引用:Newsis
引用:Newsis

イギリスに米国の核兵器が17年ぶりに再配備されたとみられている。ロシアや中国などによる安全保障上の脅威に対応する抑止力を強化する狙いがあるとされる。

英紙『ザ・タイムズ』は21日(現地時間)、「米国が約20年ぶりにイギリスに核兵器を配備し、同国の戦闘機部隊に搭載される可能性がある」と報じた。

報道によれば、今月17日、米ニューメキシコ州のカートランド空軍基地から英サフォーク州のレイケンヒース空軍基地へ、C-17輸送機1機が移動したという。

同紙は複数の専門家の見解として、「輸送機は片道飛行だった可能性があり、これが2008年以降初めて米国の核兵器がイギリス内に配備された可能性を示唆している」と伝えた。

輸送機には、米国の最新型「B61核爆弾」が積まれていたとみられる。同紙によれば、レイケンヒース基地では最近、核兵器の貯蔵に備えた施設の近代化工事が行われていたという。ただし、米英両政府はいずれも事実関係の確認を拒否した。

これに先立ち、キア・スターマー首相は先月24日に行われた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、米国製F-35A戦闘機12機を導入する計画を明らかにした。F-35AはB61核爆弾を搭載可能な機体である。

こうした動きは、ロシアや中国による脅威に対抗するため、戦術核兵器の配備を進める一環とみられている。

イギリスは核拡散防止条約(NPT)上の核保有国であり、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)という大型の戦略核兵器を保有しているが、2008年に駐英米軍が核兵器を撤去して以降、国内に戦術核は配備されていなかった。

しかし、戦術核を大量に保有するロシアや中国に対抗するためには、航空機から投下できる戦術核兵器を保有すべきだとの指摘が以前から出ていた。

イギリス防省が21日に発表したところによれば、イギリスはB61核爆弾を搭載するF-35A部隊をNATOの核共有プログラムに参加させ、有事の際にはNATOの共同作戦に投入する計画だという。

運用は英空軍が担うが、核兵器を使用する場合はNATO核計画グループや米大統領、英首相の承認を経る手続きとなる見通しだ。

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