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「税金でやりたい放題」米副大統領“特権”疑惑再燃 誕生日カヤックのために川の水位を勝手に操作、前代未聞の傲慢さに非難轟々

織田昌大 アクセス  

引用:ウィキペディア
引用:ウィキペディア

米国のJDバンス副大統領の警護チームが、副大統領の誕生日を祝うカヤックパーティーのためにオハイオ州の河川水位を調整していたことが明らかとなり、波紋が広がっている。

英紙『ガーディアン』は7日(現地時間)、米シークレットサービス(大統領警護隊)が副大統領の誕生日(8月2日)にあわせ、オハイオ州のリトル・マイアミ川で行われるカヤックパーティーのため、水位の引き上げを要請していたと報じた。警護船を安全に航行させる目的とされているが、一部では「権力の乱用による特別待遇」との批判が上がっている。 

バンス副大統領は故郷であるオハイオ州シンシナティ近郊のシーザーズクリーク貯水池で、警護を受けながら家族とともにカヤックを楽しんだとされる。警護チームはルイビル所属の米陸軍工兵隊に対し、貯水池の放流を要請し、川の水位を上昇させたという。現場には一部の緊急要員やモーターボートも配備された。

元ホワイトハウスの倫理担当弁護士であるリチャード・ペインター氏はX上で、「副大統領のカヤックパーティーのために税金を使って水位を調整するのは言語道断だ」と批判し、「国立公園局の予算が削減されている状況で、極めて不適切な行為だ」と述べた。

これに対し、米陸軍工兵隊の報道官は「今回の措置は秘密警護局からの要請によるものだ」と説明し、「水位の上昇は極わずかで、財政的なコストも発生しておらず、下流住民にも事前に通知済みだった」と述べた。

シーザーズクリーク貯水池は、速度制限なしでボートの運航が可能な水域で、桟橋やキャンプ場、ロッジなどの施設も整備されている。

バンス副大統領側は、この措置について事前には把握していなかったと主張している。報道官のパーカー・マジッド氏は「秘密警護局は、副大統領本人やスタッフにも知らせずに措置を取ることがある。今回はその一例だ」と述べた。

なお、バンス副大統領一家をめぐる「特別扱い」の指摘は今回が初めてではない。過去にはイタリア訪問時、ローマのコロッセオがバンス家の単独観覧のために一時閉鎖したほか、インドのタージ・マハルを観光時には、一般観光客の立ち入りが制限され、現地で批判を受けたことがあったという。

織田昌大
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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