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【動く要塞】なぜ金正恩は「専用列車」に乗るのか?ソ連製改造列車の豪華装備と防護力に迫る!

梶原圭介 アクセス  

引用:聯合ニュース
出典:聯合ニュース

北朝鮮の金正恩国務委員長が娘のキム・ジュエ氏とチョ・ヨンウォン書記、キム・ドックン書記をはじめとする政府高官らとともに専用列車で2日の午後4時頃(現地時間)、中国・北京駅に到着した。ソ連製客車を改造したこの列車は、「動く要塞」と呼ばれるほど強力な防護能力を備えると同時に、豪華な内装でも知られている。

この日のワシントン・ポスト(WP)によると、金委員長の専用列車は数十年にわたり北朝鮮の指導者たちが利用してきた交通手段で、内部には柔らかな家具と高級インテリアが備えられており、乗客にはフランス産ワインと新鮮な海産物が提供されるという。

引用:EPA通信
出典:EPA通信

金委員長は3日、中国・北京で開かれる「中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年記念」の軍事パレードに出席する予定だ。今回の行事には、ロシア、イラン、キューバ、セルビアなど米国の制裁対象国の首脳も同席し、孤立した北朝鮮が国際舞台での存在感を高める機会になると見られている。中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領、そして金委員長が同じ式典に並ぶのも初めてだ。

金委員長の「列車外交」は、祖父の金日成氏、父の金正日氏時代にさかのぼる。金日成氏は列車旅行が国を見渡すのに最適だと信じ、飛行機を恐れていた金正日氏はこれを引き継いだ。金正日氏は長距離列車旅行中に心臓発作で死亡したとされる。平壌の錦繍山太陽宮殿には、二人の前任者の遺体とともに、彼らが乗った列車の模型が展示されている。

金委員長も列車外交の伝統を引き継いでいるが、必要に応じて航空機も利用している。彼は2018年、米トランプ政権1期目にドナルド・トランプ大統領との首脳会談のため中国国際航空のボーイング747機を利用し、同年の習主席との会談には北朝鮮の航空機を使用した。

引用:朝鮮中央通信
出典:朝鮮中央通信

列車内部は赤い革の安楽椅子、木製の装飾、大型会議テーブル、カーテンやランプなどで飾られている。ロシアの関係者の証言によると、列車には新鮮なロブスターやボルドー、ブルゴーニュワインなど最高級の食事が提供され、ロシア、中国、韓国、日本、フランス料理を注文できたという。「女性車掌」と呼ばれる若い女性歌手が同行し、ロシアと韓国の歌で乗客を楽しませたという証言もある。

2001年、金正日氏に同行したロシアのゲオルギー・トロラヤ元外交官は、列車に本部客車、食堂車、随行員用車両だけでなく、メルセデス・ベンツの防弾車2台が積まれていたと記録している。食事にはアワビ、ロバ肉、ウォッカまで登場したという。

ただし、車両と装備が多いため速度は遅い。ソ連製車両を改造したこの列車の最高速度は時速90kmにすぎない。2019年、ベトナムのハノイで開かれた第2回米朝首脳会談の際、金委員長は平壌からハノイまで65時間を列車で移動した。

引用:朝鮮中央通信
出典:朝鮮中央通信

列車内には会議室と寝室が用意されており、衛星電話とフラットスクリーンTVで執務ができる。また、前後に2台の別の列車が同行する。前の列車は爆発物探知など安全確保を担当し、後ろの列車は警護員と支援要員を乗せる。金委員長の専用駅も各所に設置されている。

今回の訪中は、金委員長の政権下で初めて参加する多国間国際行事だ。北朝鮮は最近、ロシアに軍需物資と約1万2,000人の兵力を支援した見返りに武器技術の提供を受けているとの観測が出ている。WPは「金委員長は今回の機会を通じて習主席・プーチン大統領との連帯を誇示し、北朝鮮の外交的立場を強化しようとしている」と分析した。

梶原圭介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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