
ウクライナが自国産長距離巡航ミサイル「フラミンゴ」と「ルタ」を初めて実戦で使用したと現地メディアが報じた。
28日(現地時間)、キーウ・ポストなどによると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が前日の非公開ブリーフィングでこう述べ、追加攻撃も計画中だと明かしたという。ゼレンスキー大統領は「今年は1、2回の試みで終わらせず、より本格的な試みができるよう全力を尽くしている。成功すると確信している」と語った。ただし、これらのミサイルをいつ、どこで使用したかについては具体的に言及しなかった。
ウクライナはこれまで西側が提供した武器と自国製ドローン(無人機)でロシア後方を攻撃してきた。しかし、西側の軍事支援が年々減少する中、自国の長距離武器生産に拍車をかけている。ゼレンスキー大統領は「必要な技術力はすべて既に確保している」と強調した。
インテルファクス・ウクライナ通信によると、ゼレンスキー大統領はブリーフィングで欧州製長距離ミサイルの在庫が徐々に枯渇していることを認めた。英国製「ストーム・シャドウ」ミサイルは「正常なレベル」で保有しているが、フランス製「SCALP」ミサイルは「少量」しか残っていないという。
フラミンゴ・ミサイルの最大射程は約3,000キロに達し、大型弾頭を搭載でき、高い命中精度を持つとされる。ウクライナの首都キーウから発射すれば、モスクワを超えてロシア西部地域の相当部分を攻撃できる。ゼレンスキー大統領は8月、フラミンゴ・ミサイルを公開し、「ウクライナの武器システムで最も成功したミサイル」と評した。
ルタは新型ドローンミサイルで、昨年12月に初めて言及された。ゼレンスキー大統領は当時、ルタと名付けられた新型ミサイルの試験が順調に進んでいると述べていた。














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