
中国外交のトップがドイツの外相に「マイク前での外交」を控えるべきだと批判した。
ドイツのヨハン・ヴァーデフール外相は、7月に行われた中国の王毅外相との共同記者会見や日本公式訪問の際に、中国に対する批判的な発言を相次いで行った。特に王外相の面前で中国のレアアース輸出規制を批判し、中国の信じがたい経済的成功が公正・自由貿易のおかげであることを忘れてはならないと諭すような口調で述べた。
4日、中国外交部によると、王外相は前日、ドイツ側の要請によりヴァーデフール外相と電話会談し、「マイク外交」を避け、事実に反する根拠のない非難をしないよう求めたという。王外相は、台湾問題は中国の内政であり、中国の核心的利益に関わると述べ、「一つの中国」原則は中独関係における最も重要な政治的基盤だと強調した。
さらに、中国は過去にドイツの統一を無条件で支持したと指摘し、分裂の痛みを経験したドイツが国家主権と領土保全の権利を守ろうとする中国を十分に理解し支持し、台湾独立の動きに反対することを望むと付け加えた。
これに対しヴァーデフール外相は、ドイツは対中関係を非常に重視していると述べ、中国側の都合の良い時期にドイツ側が早急に中国を訪問し、両国関係など重要な問題について深く意見交換することを期待すると表明した。また、ドイツの「一つの中国」政策支持に変わりはないとし、中国側と各分野での交流と対話を密接に行い、意見の相違や差異を適切に処理することを望むと付け加えた。
これに先立ち、ヴァーデフール外相は8月に日本を訪れ、当時の岩屋毅前外相と会談し、台湾海峡と東シナ海・南シナ海での緊張の高まりが各地域の安全保障に大きな影響を与えると述べ、中国を牽制する発言をした。その後、中国と欧州連合(EU)間の首脳会談の日程が当初の予定より縮小された。
            












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